誰のWebサイトなのか

こんにちは、検索迷子です。


数ヶ月かけて取り組んでいた、
お客様のサイトを一つやり終えた。


二転三転するなかで、納品する日が果てしなく遠く感じられ、
それでも多くの人たちの協力もあり、仕事を終えた。


終わって嬉しいとか、達成感とかがあるのかと思いきや、
猛烈にせつない気持ちになった。


それなりに思いいれがあり、
ブランド戦略にかかわり、度重なる議論を重ねてきた。
それでも、データを引き渡したあとは、
もう自分の手から離れていく。


自社が手がけるサイト以外のものを作ったのも初めてで、
このサイトを立ち上げる責任や、
お客様からの反応はもはや自社の範疇ではない。


そのダイレクトに表に立てないつらさ、
責任の重さと同時に反響を受け止めることすらできない。
それが、感覚的になじめない。


作ったのは自分たちだとしても、
それは結局、納品先の企業のかたたちのものなのだ。
そんなあたりまえのことを、いまさらながら知る。


学びは大きかった。
そして、それを手放した今の反動も大きい。


誰のWebサイトなのか、
そんなことを考えながら、ひとつ役目を終えた安堵感に浸ろう。


では、また。