人の力を借りながら

こんにちは、検索迷子です。


つねづね、自分は一人では何もできないなと思っている。
仕事の面ではそれなりに実績をあげた得意な領域はあるものの、
それだって、その当時のプロジェクトメンバーがいてくれたから実現できたことだ。


一人で何もできないからこそ、
能力のあるプロジェクトメンバーの良さを引き出し、
あなたでなければならないというメッセージを伝えながら、
力を貸してもらうことに懸命になる。


私にはそれは作れない。
だけど、あなたにはそれが作れる。
だから私が作りたいと思うものに力を貸して欲しい。


たったそれだけのことなのだけど、
この気持ちを伝えていくことで、
多くの人たちが手を貸してくれる。


熱意が伝わるという言い方をよくされるが、
そんなかっこいいことではなく、
単に自分ではできないから誰かに作ってもらうしかない、
そんな困惑した気持ちからなのだ。


それでも、何の根拠もなく誰彼構わず頼んでいるわけではなく、
本当にその人自身が持つ、特別な能力が必要で、
一人ひとりの持ち味を活かしたジャンルを頼んでいる。


結果的に、丹念に一人ひとりに声をかけながら、
プロジェクトが一体化していくことになり、
私の人の力を借りる能力というのも、
意外と独自のスキルなのかもと思ったりしている。


自分一人では何もできない。
だけど、能力の高い人と組めば何でもできる。


それがわかるだけに、私はいつも、
この人は何ができるひとなのだろうと探し続けている。


あなたにそれを作って欲しいと、
リクエストを続けながら、
私のやりたいことを実現してもらい、
相手にとっても自分である必要性を実感してもらっている。


どんな人でも優れた能力を持っている。
それを探して活かしていいものを作るのこそ、
私ができる唯一のことかもしれない。


人の力を借りられることだって、たぶん勇気なのだ。
いいものを作ろうとする思いのために必要不可欠なスタートなのだ。


自分一人では何もできないと思うところから始まるからこそ、
作戦を練り、いいメンバーをそろえたいと思っている。
人の心を動かす自分でありたい。
そして、結果を出していき、きちんと信頼され続けたい。


では、また。