持ち出すことができるとき

こんにちは、検索迷子です。


どこまでがんばれるかと思いながら、
日々、多忙さのなかで葛藤している。


迫り来る納期や、お客様との信頼関係、
売上の目標数字、外部パートナーとの関係性。
そして、立ち上げるWebサイトが、
どのように見えるかという不安との戦いのなか、
今ここで立ち止まるわけにはいかない、
今ここで手を抜いてはならない、
そんなプレッシャーと、出来上がるものへの期待感で、
自分を追い込み、一つひとつをこなしている。


忙しくてラクをしたいはずなのに、
気持ちは集中できているためか、
あれこれと提案事項がわいてきて、
あれこれと手広く、精度高く進めたいという意欲が加速する。


いい仕事のためには、
時間も資源も出し惜しみしてはならないと思う。
持ち出しでもいいから、やるべきことがあるのだと思う。


勝負に出る、といった気持ちを持ちながら仕事をしていると、
目先の小さい利益より、長期的な利益に向かっていける。
そして、目先の処理をこなすことよりも、
時間がかかるとわかっていることでも、
より最善の策を考えるべく努力ができる。


スケジュールがどんなにタイトでも、
お客様を無理やりに収束させる方向に仕向けるのではなく、
出来る限り発散してもらい、
その混沌さの収束のスキルにプロと認められたいと思う。


持ち出しをする感覚を持たずに仕事ができるのを、
喜ばしいことだとつくづく思う。


走り抜けてみて、
振り返るのはあとでもいい。


持ち出せるものがあるうちは、
全力で向かうということの大切さを実感している。


たぶん、それは間違ってはいない。
そうして、自分は世の中にサイトを送り出してきたのだから。


あともう少し。
あともうひとがんばり。
持ち出せる力を尽くして、後悔をしないいいものを作ろうと思う。


では、また。