問いかければ答えは出る

こんにちは、検索迷子です。


社内にこもった仕事をしていたころより、
毎日、お客さんと話をするようになり、随分と恥をかくようになった。
だけど、それは建設的な恥のかきかたで、
かならずといっていいほど、自分のなかに教訓を残してくれる。


ものの言い方や、話の進め方、
相手との距離感の取り方など、
社内にいるだけではわからなかったことが、日々学べる。
そして、おっかなびっくりと会話をしていたことが、
場数を踏むようになり、足りなかったのは知識ではなく、
こういう場の経験そのものだったのだと気づく。


ちょっとした提案とか、プレゼンとかでも、
相手のことを考えてゴールを見ていれば、
別段かしこまったものではないのだとわかるようになった。
いいものを作るための一つのプロセスでしかなく、
仮にちょっとした失敗があったところで、
何も自分は失うものがないのだと思えるようになった。


これまでは、提案するなんてとか、
自分がとりまとめるなんてと思っていたようなことも、
数十名単位のプロジェクトを任されたり、
お客様との折衝窓口を繰り返すことによって、
もう逃げ場がなくて自分でやるしかないのだと開き直りも生まれた。


隠れ蓑になる場はどこもなく、
いいにくいことやお金の交渉も全部自分でやらねばならない。
時に断りや、衝突の前面に押し出されることもある。


だけど、冷静に対処していけば、
チームで意思統一を図っていけば、
あわてるようなことでもなく、できないことでもないのだと思った。


まだまだ恥をかいてばかりで、できないことも多い。
あんなことを言わなければとか、
あのときこうしておけばとか悔いることもある。


それでも、そこで終わりになるわけではないのだから、
また次の日に違うことで挽回しようと考えている。


自分ができないことでも、
間違っていることでも、
自分が行動するからこそ、審判が下り、
そして一時的に恥をかいても、次への進む方向性が見えてくる。


ならばさっさと、問いかけて答えあわせをしてしまおう、
次のヒントを得ようと思えるようになってきた。


口をつぐんだり、自己完結するよりも、
問いかけの形をとることで、
誰かとかかわり続けてみて、そして勝ちパターンをつくればいい。


問いかけることをやめてしまっては、成長も止まる。
間違っていてもいい、次に活かせばいい。


誰かに問いかけると同時に、
自分にどうなりたいのかと問うかけ続けることで、
行動指針ができて、答えも見えてくるのだと思う。


そうやって、ゆっくりとでも恥をかきながら、
実直に歩んでいくしかスマートに仕事ができる方法はないのかも、と思う。


問いかけてみよう。
そして、答えを得よう。


前だけ向いて歩いていこう。


では、また。