どこを向いてWebサイトを作るか

こんにちは、検索迷子です。


法人向けにWebサイトや、そのほかのメディアの活用方法を提案する機会が増え、
Webサイトは誰のために作るものなのか、
考え込んでしまうことが多い。


従来、一般の利用者向けサイトを作ってきたため、
純粋に、いいものや面白いもの、役立つものを追求してきたが、
企業にとっては必ずしもその観点は当てはまらない。


企業としての経営課題や、収益性や、展望や、取引先や利用者、
あるいは組織内の政治的理由などによって、
どんなWebサイトを作るのかは多様だ。


自分がこれまで経験してきた、一般利用者向けサイトとは異なり、
ユーザビリティよりも、アナウンス重視だったり、
アクセスされたかどうかよりも、予算消化のためだったり、
何か、これまでの経験をどう生かせばいいのかと思うほど、
Webサイトそのものに求められる役割や機能が異なる。


何を基軸としながら、Webサイトを作り、
誰のために、何のためにという問いかけを、
今まで以上に繰り返している。


どこを向いてWebサイトを作るのか、
これは何を満たしたくてやっていることなのか、
ヒアリングをしたり、リサーチをしたり、
自分で仮説を立てたり、相手の方に投げかけてみたり、
いろんな形でサイトというものが何かを日々考えている。


法人がということとか、
一般利用者がということの違いは、
そんなにないのだと思って今の仕事に就いたが、
果たしてそれはどうなのだろう。


Webサイトを作るということだけが、共通項でしかなくて、
何か全く違う世界のものを作っているような気がする。


同じWebサイトを使った何かであったとしても、
誰の方を向いたものかによって、
なんのためなのかによって、
それは道具化したり、コミュニケーションそのものだったり、
見え方は変化していく。


自分が関わっていきたい場面は、
Webサイトを作るということなのか、
コミュニケーションの場を創造することなのか、
そんなことを考える。


誰の方を向いて、これからWebサイトに関わっていくのか、
そして、自分の力が最も最大限に発揮できるのはどこなのか、
もう少し考えながら、前に進んでいこうと思う。


一つだけいえるのは、
Webサイトはただ作れば良いって言うものではないこと。
何かを生み出し、広がりを見せてくれる場であってほしいという気持ち。


さて、それにどうやって関わっていこうかと思っている。


では、また。