それとこれは別

こんにちは、検索迷子です。


別段嫌いではないけれど、さして感情移入ができないことがある。
それは今の仕事だったり、知っている人だったり、
取り組んでいることだったりする。


嫌ではない。
でも、それでなくてもいい。
もっといいものがあれば、できたらそっちがいい。
そういうものって、実は手離れが悪くて、
ものすごく嫌ではないだけに、ちょっとたちが悪い。


妥協してしまえば、そのままでもいいのかもしれない。
特に嫌なこともないから、放っておいてもいいのだと思う。
だけど、最大の満足感がないだけに、
何か足りないものがずっと心に巣食う。


たぶん、自発的に今を変えようとしなければ、
ずっとそのままなのかもしれない。
だけど、それでは嫌だと、
そんなことで安定してしまいたくないと心のどこかで警告をだしている。


嫌いでないことは、嫌いでないだけであって決して好きなわけではない。
充実した仕事であれ、一緒にいて苦にならない存在であれ、
自分が目指そうとするものとは、分けて考えないと、
時に低いままの状態で、これでいいやと思ってしまうほうに流れる。


何も変えないのが一番ラクだから、
ぼんやりとしていれば、
今のままだっていいのかもと思う。


だけど、やっぱり、これは違うと思う気持ちがじわじわと広がり、
なんだかここが最終地点じゃないと思うならば、
やはりどこかで仕掛けなければと思う。
今を変える、そのことに向かわなければと思う。


嫌いでなかったとしても、それとこれは別。
手放したくないほどの執着がないものならば、
手放したところで問題ないのだと思う。


だいたいいいのだけど、完璧ではない。
だいたいでいいものと、本当にいいものとは違う。


それとこれとは別なのだと、
一見冷徹な決断を下すことが、
自分の生き方に近いなら、そういうことを選び続けて、
妥協はしたくないなと思う。


なまじっか、今あるものに情を注ぐのではなく、
本来、自分は何を求めているのか、
そこに向かって集中できているのかを問いかけ続けたい。


まあまあこれでいい、というものと、
これでなければという渇望とは天と地の差がある。


慣れるということと、慣れたくないということと、
それとこれは別なんだと心に問いかけながら、
中途半端な安定の場所で、感覚を麻痺させないようにしようと思っている。


では、また。