こんにちは、検索迷子です。
営業的な仕事をするようになり、
必要に迫られて過去の知り合いに連絡をとることが増えた。
転職を繰り返した中で、そういう人と少しは連絡をとっていたものの、
仕事というつながりではなく、過去の同僚とか取引先といった、
懐かしい話をするような距離感だった。
ところが、今回はかなりのタイムラグを経て一緒に仕事をしたり、
仕事の相談に乗ってもらったりと、
多くの人と仕事仲間としての関係を再構築している。
過去、こういう人だったという記憶や信頼関係で、
うまくいくことや安心感もあれば、
あれ?こんな人だったっけとか、こういう仕事の仕方だっけと思うこともある。
時間というものの残酷さを感じることもある。
いっときは、ものすごい勢いで仕事をしてきた人が、
何かもう一段落ついてしまったかのごとく、
守りに入るような仕事をしていたり、熱意が消えてしまったり、
あるいは第一線の知識に追いついていないのだと思ったり。
過去、とても尊敬できるようなスキルを持っていた人も、
自分があるジャンルでは先行していて、
教わることより教えることが多かったり、
相談するより相談されることがあったり、
立場が逆転していることもあったりする。
再度つながってよかったと思うこともあれば、
現在のその人を知らないほうがよかったかもと思うこともある。
それはお互いさまなのかもしれないと思いながら、
過去のいい印象と現在とのギャップに戸惑う。
自分がもっと若かった頃に影響を受けた人は、
ずっと先輩なのだと思っていたのが、そうではないのだと知って、
軽く衝撃もあったりする。
過去の知り合いだからといって、
今の自分だったら深く関われない人もいるのだと思った。
お互いが同じ時間、どんな変化や成長を遂げたかによって、
過去の良好な仕事仲間も、現在は変わってしまうのだ。
学生時代の友人なら寛大になれそうなことでも、
仕事のパートナーとしての場合は、
シビアにならざるを得ない。
場合によっては、仕事をしないほうが良かったと悔やむことも、
先々あるのかもしれない。
過去の知人と仕事をするのも大事な人脈だが、
新規で開拓するほうが、場合に寄っては楽なのかもしれないと思う。
しがらみなく、持っているスキルだけで冷静に判断ができるのだから。
過去の知り合いと切らさずにきた縁は、
仕事をしたことによって途切れるというのもあるのかもしれない。
それが、ただの友達とは違い、
仕事で知り合い、仕事だけでつながっていた人との関係性の宿命なのかもしれない。
複雑な気持ちがしつつ、クールであろうと思う。
知人と仕事をするのは本当に難しいことなのだと、
今回つくづく感じている。
自分もまた、相手からみて失望されないような年齢やスキルの重ね方を、
果たして出来ているのだろうか、ということも考えたりする。
利害関係が絡むと人との関係も変わっていくのかもしれない。
では、また。