それはあなたのせいじゃない

こんにちは、検索迷子です。


商談をする機会が増えて、いろんなシビアな局面に立つことが多くなった。
当初、ちょっとうまくいかないことがあったとき、
一つひとつが自分のせいのように思えて落ち込んだりもした。


でも、大なり小なりの失敗はつきものだと発想を変えたり、
うまくいくこともあれば、そうでないこともあると確率の問題だと考えたり、
自分ではコントロールできない相手の会社の都合もあるのだとわかり、
自分個人の問題ではないことまで、
自分のせいだと悩んでも仕方ないとわかってきた。


そして、これは自分のせいじゃない、
自分でなかったとしても起きたことなのだとわかれば、
意外と立ち直りも早くなってきた。


本当に自分のせいならば、名指して否定されたり、
注意をされるだろう。
でも、幸いにそういうことはまだない。


ならば、やっぱりこれはたまたま窓口となった私が、
会社対会社という肩書きのなかで、
たまたま受け口となっただけなのだと思えるようになってきた。


もちろん、責任転嫁をしてはいけないこともあるだろうが、
少なくとも自分の個性とか仕事のしかただけが原因にはなっていないはずだ。


それは私のせいじゃない、と肯定的に、
前向きな意味合いで心のなかで唱えるようになると、
随分気持ちが楽になれる。


本当に自分に原因があることと、そうでないことは分けて考えないと、
問題の本質を見失いかねない。
何でも引き取るということは責任感があるように見えて、
実は責任の所在をあいまいにしかねない。


それはあなたのせいじゃない。
今、仕事上の失敗を抱えて悩んでいる人に、
このフレーズを使ってみてと言ってあげたい。


誰かのせいでもなければ、自分のせいじゃない。
そういうことは、会社同士の関係では起こるのだ。
たとえば、会社のイメージとか、
過去の上層部同士の軋轢とか、昔の担当者の動き方とか、
自分のあずかり知らぬ要因で今の案件に結論が出されることもあるのだ。


建設的でない悩みを持つくらいなら、
今をリセットするフレーズを唱えるのも悪くない。


今、たまたま自分はこれを担当し、
たまたま時期が相手とマッチせず、
断りの言葉を耳にしたとしても、
それは、たまたま今はそうだっただけなのだ。


それは、あなたのせいじゃない。
仕事ってそのくらいの開き直りや割り切りがないと、
自分と一体化してしまっていては身が持たない。


さて、次何をやるか。
そこだけに集中していけばいい。


では、また。