こんにちは、検索迷子です。
毎日、初対面の人と会う仕事をするようになって、
それまで感じたことがないような発見をするようになった。
その一つが、社内の人の見え方や距離感が、
ずっと内勤だった仕事のときとは、格段に違うようになったことだ。
社内の人とずっと一緒にいると、時に議論が煮詰まったり、
馴れ合いになったりして、居心地の良さも悪さも、
毎日顔を合わせることで緩和もされれば、拡大もする。
良好であろうが、険悪であろうが、毎日一緒に就業時間を過ごす。
安定感はあるが、逃げ場もない。
そういう付き合い方に慣れたなか、
社外の人に会うようになると、社内の人と一緒にいる時間はわずかで、
その間に情報共有をしたり、お互いの仕事の相談に乗ったりする。
いつでも話ができる環境ではないため、
かえって相手の時間を尊重したり、相手から何を得たいかを考えるようになった。
そのためか、無駄ないさかいがなくなり、
温和で良好な関係が築きやすくなったような気がする。
毎日一緒にい続ける人と過ごしていた場合は、
不機嫌さをあからさまに出してしまうこともあれば、
いつでも話せるから後でもいいかと思ったりしたことも、
なにか、心の持ちようが変わってきた。
社外の人から得られることも大きいが、
社外の人に会うことで、社内の人の長所も見えてくるようになった。
つきあいかたも考えるようになった。
外の人と会うことだけが人脈をつくることなのだと勘違いしていたが、
実は、社内の人とも人脈を深めることはいくらでもできるのだと、
あらためて発見することが増えた。
毎日顔を合わせることもいいが、
一度亀裂が入った関係は、意外と再構築できない。
社内だから安心ということに甘んじてしまうと、
お互いの可能性を引き出すこともできなかったりする。
だったら、社内の人も、社外の人と同じように、
つきあいかたや距離感を節度あるものとして、
丁寧な接し方を考えれば、社内外ということも関係なかったりするのだ。
人と会う効用は、自分の心のあり方によって変化するのだと思った。
社内、社外だからということではなく、
一緒に時間を過ごすこと、この時期をともに過ごすことを、
大切にしながら人と会っていきたいものだと思う。
いつも同じメンバーでいるときには見えなかったものが、
いつも違う人と会うことで見えてきた。
どんな人とどう働くか。
そんな基本的なことを、丁寧に考えてつきあっていきたいと思うようになった。
異業種交流というわざわざ外部に機会を求めるような、
そんな大きなことではなくても、
社内に異なる生き方をしてきた人がたくさんいて、
自分にいろんな刺激を与えてくれる存在はいるのだ。
それをどんなときでも見つけられる自分でありたいと思う。
では、また。