小さな自分で終わらない

こんにちは、検索迷子です。


思考を変えることで、自分の生き方が変わるかもしれない、
そんな気持ちで手にとった一冊が、
『小さな自分で一生を終わるな!』
ウエイン・W ・ダイアー著、渡部昇一訳・解説だ。

小さな自分で一生を終わるな!―人生に奇跡を起こす生きかた

小さな自分で一生を終わるな!―人生に奇跡を起こす生きかた

「小さな自分」で一生を終わるな!

「小さな自分」で一生を終わるな!


気になったエッセンスを引用していく。
何度か本をめくった際に、気になる箇所が違ったため、
読むときの心理に左右されるのかもしれない。

難しいほうを選びながら生きる

迷ったときにはつねに難しいほうを選べ、これは人生の鉄則!

ロバート・フロストの言う「人通りのまばらな道」に向かって、私は歩きはじめていた。

森に二すじの道が、あった。そこで私は−
みんながあまり足を踏みいれない道を選んだ。
その決定が、私の人生のすべてを変えたのである。

前向きのイメージ

「前向きのイメージ」は現実よりも強烈な力を持っている!

イメージづくりの四原則
1 自分の殻を破るための努力にぬかりはないか
2 「どれだけ心のなかで夢を具現化できるか」が勝負の決め手!
3 「ノーと言ってくれた人」みんなに感謝せよ!
4 失敗は「たんなる結果だ」という認識を持て!

足りないものより、今あるものに集中する

人生を加点法で見る人・減点法でしか見られない人の収穫の差


「何かが足りない」という考えかたをするということは、いつも「何かが欠けている」というマイナスの視点から人生を判断することを意味する。もしいつも「足りない」ことばかりを考えていたら、「足りないこと」にのみ神経を使うあまり、いつもいつも不足をかこつ人生をおくることになる。

まず手はじめに、あなたの持ちもの全部に感謝の気持ちを抱きなさい。もちろん、無意味な見せかけだけの感謝ではなく、心から感謝の気持ちを持とう。五体満足であること、そして、今こうして生きていることに感謝しなさい。

あなたが出会うすべての人とすべてのものに感謝の心を抱くようつとめていくことが、あなたの「欠乏感」をとりさる、一番の早道なのである。

どんなふうに仕事をするか

同じ一生なら仕事も人生も楽しく、おもしろくやれ!

毎日をどのように使っているかということは、自分の生活の質をはかる一種のバロメーターである。日々を楽しまないで不満な仕事をしている場合、たんに経済的なつとむをはたすというような、自分を満足させることとは別なことのためにはたらいているのだ。

(中略)
もし、「心から思っていることはきっと実現するのだ」ということにあなたが気づけていたら、嫌いな仕事をしてただ足りないものを補おうとすることがどんなに馬鹿げているかわかるだろう。「嫌だ」という気持ちは蔓延するのだ。なぜならば、すべてのエネルギーがそこに集中するからである。


そして、「必要な冒険」もできない人には運も味方してくれない、と書いている。
・「なぜやらないのか、なぜやれないのか」を徹底的に洗い出せ
・できない理由より「できる理由」を考える人は必ず伸びる
・イジイジ考えるより、飛び込め
・「仕事の不満」の根本原因はあなたの心の内にある

「人を許す」効果


そして多くのページをさいていたのが、「人を許す」ということだ。

「人を許す」ということを知らない人は、けっして幸福な人生をおくることはできない。
人を許すことができない人は、結局、自分自身を「人生の檻」に閉じこめてしまっているということなのである。


小さな枠組のなかで生きているかぎり、積極的な素晴らしい人生はおくれない。「自分を変えていくこと」と、豊かな素晴らしい人生とは切っても切れない密接な関係にある。


自分をひどい目にあわせた人がいると、もしあなたが思っているとしたら、それだけでもうあなたの人生は他人からコントロールされているのだ。人を許すということには、自分の考えちがいに気づいたら軌道修正するということも含まれれている。
自分の考えがはっきりしたら、他人からどのような扱いを受けるかを含めて、自分がすべて責任を持つようになる。あなたは努力のすえ、やっと「人を許す」という段階を卒業するのである。あなたは自分のまちがった考えかたを直して、許すのは不満だと思う、歪んだ気持ちから縁を切るのだ。


「私という人間は、今の今まで私が選んださまざまなことの結果から成り立っているのだ」と自分に言い聞かせなさい。あれこれ言いわけをしたり、自己弁護していては、自分の人生に責任はとれない。


人を許せるようになるために六つの考え方を自分のものにする必要がある。
・あなたがほんとうに自分らしい生きかたをしようと目覚め、人の生き方を尊重するとき
・あなたが争いためでなく、人と調和をはかるために頭を使うとき
・あなたが世界を細かく区切ったりしないで、すべての人びとと心をともにして生きるとき
・夢は広がっていくものであることを知り、好きなことや素晴らしいと思うことに集中できるとわかったとき
・どんなものにも執着しないで、自分らしい生きかたをするとき
・すべてのものは関連をもち、ひとつの統一のもてに動いているのだと知るとき

いきなりは無理でも、まずは協調する気持ちで生きていけばいいらしい。

与えながら、ゆだねて生きる。

愛と心の安らぎを持って、人に与えればよい。生きていくときに、すべてはなるようになるものだということを心得ていればよいのだ。

すべてをゆだねて、心で知り生きる。
自分と調和している宇宙のいとなみを信頼したときに、あなたが感じる満足感。私たちは生まれながらに豊かに暮らす権利を持っていること、そして、自然体のほうがかえって豊かになることを知るのである。

新しい次元の考え方は、作者自身の経験によるところが大きい。
大学教授を辞めて、文筆や講演に専念した経験から、
生活や仕事、人との接し方に変化があったという。


いろいろ引用してみたが、たぶん、こうした言葉がひっかかる要素が、
今どこかにあるのだろう。


何かの環境変化とともに、毎日の過ごし方や、
心のあり方を見直すタイミングがきて、少しずつ、ゆっくりと変化するタイミングが、
きっときそうな気がする。


では、また。