あいまいな契約の怖さ

こんにちは、検索迷子です。


今日たまたま、同僚と私は別々なことで、
口約束の怖さを知ることとなった。


ともに、仕事に関わる契約に関することなのだが、
どちらも、メールでやりとりや口頭で確認はしていたものの、
前提条件となるものが、相手方とそもそもずれていたのだ。


たとえば支払い条件に関することで、
各自がこれが当然、これが普通と思っていることが違い、
蓋を開けてみてびっくりということだったりした。


どこにも記載はされていなくても、
過去の慣例で、こういうときの支払日はここで、
この中になにが含まれているかというものは、
意外とずれることがある。


確認していたつもりが、つめ切れていなかったために、
そもそも一から交渉しなおしとか、
あるいは弱者の側が条件に折れるしかなくなる。


こういうのを見ていると、
声高に主張したところで、弱者には何も良いことがない。
ただ、不利益な条件を受け入れるしかなくなるのだ。


口約束ではなかったとしても、すべての事例が書いてないばかりに、
一つの言葉を拡大解釈したり、
あるいは、書いていないということで、
その条件が含まれないという主張の応酬となり、
一度こじれたものは、どんなに話し合いをしてもなかなか、
糸はもとのようにまっすぐにはならない。


それでも、関係を絶つほどにどちらか一方がきれて、
白紙にするのは得策ではないのだ。
違いを認めて穏やかに対処するしかなくなる。


契約は難しい。
そして、契約事項にずれがあったとき、
泣き寝入りするのはいつだって弱者だと苦々しく思った。


書面をしっかり交わすこともそうだが、
書面に自分に不利となるような記載や、
あるいは書いていないことによって、書いていないことが、
それを含まないという難しいことになってしまうものは、
本当に注意が必要だと思った。


私のことで言えば、
その書いていないものに、ちょっと裏切られた思いがしている。
それを事前に知っていれば、その契約をしなかったかもしれないほど、
大きな出来事だった。


賢く生きていかなければ、人にだまされることと紙一重
ということもあるのだと思った。
自分にとって大事な契約であればあるほど、
確認をもっと身長に行おうと気持ちを新たにした。


他人に翻弄されないためにも、
自分の小さな存在を守るためにも、
契約書をもっと読みこなせる人間になりたいものだ。


では、また。