こんにちは、検索迷子です。
作家である落合恵子さんが主宰するクレヨンハウスで、
「HUG & READプロジェクト」が発足した。
絵本の専門店であるクレヨンハウスでは、
被災地の子どもたちに絵本を送ろうという活動を始めた。
もっとハグしてあげよう、もっと読んであげよう、をキャッチフレーズに、
精力的に絵本を集めて、被災地に送っている。
4月1日から始まったプロジェクトのようだが、
先日届いたメルマガを読むまでこの活動のことを知らなかったのが、
少し悔やまれる。
一人でも多くの方にこの活動を知っていただきたく、ご紹介します。
クレヨンハウスからのメルマガを引用します。
こんにちは。クレヨンハウスです。
このたびの東日本大震災で被災された方々、
また原発からの放射能汚染で避難されている方々に
心より、お見舞い申し上げます。
・・・あの3月11日以来、わたしたちクレヨンハウスは、
これから何を問い直し、何をつくることができるのか、
そして、「今、子どもたちのこころは・・?」について考えつづけています。
そのひとつとして「HUG」。
「HUG&READ もっとハグしてあげよう、もっと読んであげよう」
というプロジェクトを立ち上げました。被災地の子どもたちに絵本をお送りしています。
わたしたちの手持ちの絵本のほか、すでに多くの出版社様、法人・個人の方から
寄贈をいただいた絵本を、被災地にお届けしています。
絵本は広く募集しております。ご理解とご協力、どうぞよろしくお願いします。
>詳しくは HUG & READプロジェクトサイトにてご覧いただけます。
http://hug-read.blogspot.com(PC用)
クレヨンハウス主宰者・落合恵子の日々のブログもご覧ください。*
ゴールデンウィークには、クレヨンハウス東京店で、
子どものこころにもっとふれよう、というワークショップを開催いたします。
お子さんのいるかた、お時間のあるかたはぜひお越しください。
今すぐ必要なお金や生活物資とは言いがたい絵本は、
子どもに必要なものとはいえ、購入の優先順位は低いものだろう。
それでも、今この時期、
心をはぐくむために、学びのために、生きていくために、
今すぐ絵本を必要としている子ども、あるいは大人もいる。
どんなときだって、本は心を癒してくれる。
ぜひ、家で愛読していた絵本や眠っていた絵本を見つけて、
送りたいと思うし、送っていただきたいと思う。
また、落合恵子さんが「落合恵子*Journal of Silent Spring」で、
ほぼ毎日ブログを書かれている。
私が知る限りで落合さんは、クレヨンハウス内では月に一度だけ、
「落合恵子のクレヨンハウス日記」を更新されていた。
それが、今はこの「HUG & READプロジェクト」の活動を通して、
リアルタイムの声を聞けるという点が、とても意義を感じる。
同じ時間を生きているという気持ちになれる。
同時に、震災からの復興のための支援という出来事が、
今すぐに必要で、規模も大きく、何でもいいからすぐに動かなければという、
そういう事態なのだと思わされる。
できることを、できるところから、できるサイズで今すぐ、
それを実行されたのだと思う。
また、クレヨンハウスという組織の規模だからこそできる、
小回りのきいた活動内容やスピード感にも圧倒させられる。
今このときに必要なものを、必要な場所へという支援の基本を考えさせられる。
それから、クレヨンハウスのtwitterでも、
ときどきこの活動が報告されているようだ。
オーガニックレストランのメニューが中心の内容のtwitterのため、
しばらくフォローをしていなかったのだが、
ぜひ、また注目していきたい。
スタッフ人数の関係上難しいかもしれないが、
可能なら、この活動はクレヨンハウスの通常営業の枠とは少し違うため、
別アカウントを作って報告されたものだと活動内容に特化されて、
広まりやすいのかもしれないと、少し思った。
オーガニックレストランのメニューtwitterとして認識していたため、
余計にそう思うのかもしれない。
本業である絵本の販売を、支援という形と共存させるのは、
勇気ある決断だと思う。
だけど、絵本のプロだからこそできる活動の形、
ネットワークもあるのだと思い、活動を応援したいと思う。
一冊の絵本で人生を変えていける人がいる。
その一行、そのイラストがあることで、
光を見出して生きる力を持てる人もいる。
あなたの手元にある絵本は、きっとあなたを救ってくれたはずだ。
その絵本を誰かにリレーしてほしいと思う。
ぜひ、手元の絵本をクレヨンハウスに。
そして、この検索迷子のブログを見た方は、
他の方にもご紹介ください。
ハグ&リード、を直接できない見えない相手の方に、
あなたの一冊の本を代わりに届けてくれて、
心のハグと、心のリードができる役割を、クレヨンハウスに託しましょう。
では、また。