仕事術のバランス

こんにちは、検索迷子です。


職場を変わると、環境変化に伴って、
時間管理とか、優先順位とか、未経験なジャンルについての情報収集とか、
いろいろと考えることが出てくる。


やらなければならないことや、
やれたほうがいいことがたくさん思い浮かぶが、
さて、何から考えていいのやらという状態になる。


そんななか、徳力基彦(とくりき・もとひこ)さんの本、
『デジタル・ワークスタイル −小さなことから革命を起こす仕事術』を読んだ。

デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術

デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術


徳力さんはアルファブロガーとして著名な方で、
インターネットの世界で幅広く活躍されている。
もともとは大手企業にお勤めで、
転職を機に大企業とは違う風土での仕事の仕方に戸惑ったり、
試行錯誤してきた結果、
インターネットを活用した仕事のスタイルを確立していったようだ。


本書は6つの要素から構成されている。

・イントロダクション:仕事に対する価値観を逆転させよう
・基本編:作業時間を半減させるためのルール
・メール術編:メールにかける時間を最小限にする
・時間管理術編:デジタルツールで3倍の仕事をこなす
・情報収集力編:10倍の情報を得る三種の神器
・情報分析編:収集した情報のウラをとる
・情報発信力編:仕事がデキる人になるブログ活用術


紹介されているツールや技術については、
約4年前の発行された本ということもあり、
現在ではもっと最新のものがあると思うが、
これらの切り口は、自分の行動を見直すきっかけとなりそうだ。


特にはっとしたのは、
なぜ今すぐメールの返事を書かないのか?ということだ。
一度読み、しばらく放置してから時間をあけて2度読むということは、
2回返信内容を考えているということで、
それが時間のロスを生むという指摘に、確かにそうだと思った。


すぐに返信できない内容はさておき、
さっさと終わらせてしまうほうが、
どれだけ効率がいいことかとあらためて気づいた。
こういうこと一つから、効率化を考えた歩がいいなと思った。



そして、表紙カバー裏にある本書のポイントが、
自分の行動指針とできそうな気がする。

・仕事のやり方に常識なんてない
・小さな改善で将来の時間を生み出す
・記憶のストレスから解放されよう
・大量の情報の中から必要な情報を見つける
・情報を分析するクセをつける
・会社ではなく個人の看板で勝負する

特に、最後の「個人の看板で勝負する」という点は、
組織に属していても、とても大事なことだと思っている。


小さい改善が大きな変化を生み出すことを期待して、
今の自分の仕事の仕方を再考したいと思った。


同じ組織にいると、そこでの慣習が染み付いてしまうが、
組織の規模が違ったり、コミュニケーションのとり方が違うところに移ると、
自分の仕事のスタイルそのものを考え直すきっかけとなる。


新しい場での違和感をバネとして、組織に依存しないでいける、
個人の看板で勝負できるような仕事のスタイルを作り上げていこうと思う。
集中すべきは仕事の中身であり、そのほかの基本的なことは、
どんどん効率化していまえばいいのだから。


では、また。