驚きの結末

こんにちは、検索迷子です。


ここしばらく、ずっと交渉にあたっていたことが、
思いがけず決着をみた。
それも、予想外の展開で、急転直下のような感じで。


決着に至るまで、多くの人を巻き込み、
相談したり、時にぐちったり、励ましあったりしながら、
自分個人のことなのだが、たくさんの人の力を借りた。


目の前で即決するしかない状況になり、
これを逃せば、もうチャンスはないというところに追い込まれた。
打ち合わせの場から退場することが、終了宣言とも言えた。


もっと穏やかに交渉が進むと思っていただけに、
相手方の出方に戸惑い、
双方、お互いの手法の違いに不穏な空気も流れた。
不信感のようなものも感じられた。


だけど、なぜ即決を迫るのかという事情を丹念に探り、
その背景がわかるにつれて、今決めたいという相手の都合がわかった。
むっとして退場してしまわず、
なんとか最善の方法を考えるために時間を稼いだり、
相手の話を引き出せてよかったとおもった。


交渉の場では自分一人のため、
とっさの判断が求められた。


誰も助けてくれないという状況で、集中して、
今何をすべきかをコンパクトに考えて、
言葉を選びながら、相手の様子をうかがいながら、
いい判断ができるような冷静な気持ちになろうと思っていた。


ある瞬間、すっと、これでいい、ここを決めていい、
ということが舞い降りてきた。
迷わずに進もうと思った。


その部屋に入るまではまるで考えていなかった結論に向けて、
私は最終的な判断を口にしていた。
口に出した以上、引き返せない覚悟と同時に、
ちょっと震える手でサインを済ませた。


手続きだけみれば、なんてことない。
だけど、大きな決断をして、
朝には考えられなかった夜がやってきた。


驚きの結末ではあったけど、
きっと運命と言う名のもとに、決められた道を歩んだはずだと思いたい。


今日の決断が驚きの結末ではなく、
当然の結末だったと思えるよう、
あとは、自分なりに正しい道を歩んでいくだけなのだと思った。


自分が決めたことなのだから、
きっと潜在的に決める材料はあって、
驚きどころか、きっとこうするはずだったんだと、
心のどこかで納得をしている。


悔いなき道を歩み続けよう。


では、また。