毎日を綴る

こんにちは、検索迷子です。


毎日ブログを書きながら、
これは誰のために、何のために書いていて、
そして自分にとって何の記録になっているのだろうと思うことがある。


たぶん、書いている自分にしかわからないこともある。
ダイレクトに固有名詞や、出来事が書けないことも多い。


それは自分の保身でもあるが、
やはり、自分と関わる人や出来事や仕事に関して、
匿名の状態とはいえ、特定されてしまうことが書きにくいせいもある。
こっちのほうが大きいのかもしれない。


オブラートに包みながら何かを書く、
それは意外と簡単なことではない。
はっきりと単語が使えれば、引き合いにするものを出せれば、
一発で伝わるようなことさえも、遠まわしに書くしかない。


だからといって、書きたくないわけでもなく、
そうした制約のなかで、何か抽象的であっても書きたいと思って、
毎日、書くことを試みる。


いつかどこかで、自分という存在や立場、視点をはっきりと出し、
伝えていければいいなと思っている。
あいまいさではなく、ダイレクトに勝負したいという気持ちもある。


今、ただ毎日、日々の出来事のなかで、
書ける範囲のことを書ける言葉でしか書いていない。


それでも、毎日を綴るなかで発見も多い。
この発見を探し当てたくて、とにかく毎日を記録する。


一日の出来事は些細なことかもしれない。
あいまいなものかもしれない。
だけど、期間を区切ってみたり、
要素を束ねてみると、そこに何らかの傾向も生まれてくる。


無意識のうちに、似たような思考にとらわれている日々が浮かびあがる。
それだって、一つの記録になるのだなと思う。


毎日を綴る。
ただ、それだけでどこかに行けるような気がする。
どこに行けるのかは、行った先でしかわからなかったとしても、
どこにも行けない迷路にいるより、ずっとましだなと思う。

書くことで、迷路から抜け出せることもある。


では、また。