自分の強みを知る

こんにちは、検索迷子です。


自分の強みは何かと聞かれて、すぐに答えられるだろうか。
私自身、なかなかこれだと言い切れるものが見つからず、
何度もその答えを考えてきた。
そして、今は、今時点の自分の強みは何かという答えを、
一応、持っている。


なぜ、一応、なのか。
それは、強みを聞かれるということが、
相手にとって、あなたは自分や組織にとって使える人物か、
という意味合いもある問いであることから、
あなたにとって役に立つ人物だという答えになっていないと、
話がかみあわなくなることもあるからだ。
だから、聞かれた質問に対する答えとして用意できている、
という感じなのだと思う。


たとえば、仕事のスキル面を問われているとき、
プライベートで何か得意なことがあったとしても、
それを前面に打ち出したアピールをしても響かない。
やっぱり、仕事の面での答えを含めて、
その問いに対して、納得してもらえる答えでなければならない。


強みを見つけることが難しいとしたら、
あえて、それは他人のイメージに乗ってみるというのもあるかもしれない。
自分の経験を話したときの相手の反応、
相手がほめてくれた点、
相手が興味を持ってくれた点などをしっかりと心に留め、
それを整理していくだけでも、強みが出てくることがある。


以前だったら、あなたはこういう人なんですねと言われると、
ちょっと話だだけで、自分という人間をひとくくりに束ねないで、
という気持ちになったりしたが、
今は、そういう印象を持ってもらえたということを受け入れようと思う。


自分の本当の強みなんて、簡単にわかるものではない。
なぜなら、極めたいと思っていることについては、
まだまだ発展途上の気持ちが残るだろうし、
さらりとこなしてきたことは、強みと言えるほどではないし、
強みと言いたくないこともあるだろう。


だけど、強みを言い切っていかなければならないときもある。
だから、答えるために強みを知って、
言葉にできる用意は必要なのだと思う。


何よりも、強みはこれですと言い切ったり、
あるいは文字で書いてみると、テレとか傲慢さとか、
うそ臭さとかが伴ったりするが、
それでも、何も伝えるものがないよりは、
十分、自分と向き合ってきている証拠になるのだと思う。


自分の強みを知るためには、
自分の強みを語ったり、反応を示してくれる人に話すのが一番いい。
何度も話すことで、これは自分そのものだと思えることや、
逆にこれは自分ではないと思うことが知れる。
それだけでも、何か自分が自分らしくなっていくための一歩になるだろう。


自分の強みがわからないという人ほど、
数多くの強みを持っていたりする。
たくさんありすぎると、見えなかったりする。


そして、本当にわからないなと思うときは、
意外と、まったく違う環境の人と接するのもいいだろう。
似たような人といると見えなかった得意なことが、
あるとき突然、重宝がられる瞬間もあるのだから。


強みを探す時間は、とても大切な気がする。
自分が気づけない以上、強みは光があたらないものだ。


他人に見出してもらう方法もあるだろうが、
自分で自分の強みを自覚できてからのほうが、
人生の選択肢は増えていくような気がしている。


強みはこれです。
そう言い切れる自分でありたいと思う。


では、また。