こんにちは、検索迷子です。
昨年、自分とは全く違う職業経験のある方たちとたくさん知り合えた。
そして、人のコミュニケーションスタイルの違いを、
考えさせられることになった。
目的を同じくする集まりの場で知り合い、
ともに学んでいたということもあり、
自然とソーシャルネットワークを利用して、
時間外でも連絡を取り合って、グループ活動をしていた。
リアルでも会い、ネット上でも交流をしてみて、
面白いことに気がついた。
それは、リアルな場では中心人物となっているタイプの人が、
ネット環境ではまったく発信をせず、
時に存在すら忘れてしまうくらいになったりすることだ。
逆に、リアルな場ではわりと物静かな人が、
ネットの場では中心となり発信していたりする。
リアルとネットでは場を仕切る人、場を盛り上げる人が違い、
さらにリアルな交流関係と仲のよい人間関係図が変わっているのだ。
リアルな場で食事にいくような関係の人でも、
ネットではどちらか一方だけが、別な人とネット上で交流を深めている。
これは、職業経験が違うことにより、
コミュニケーション手段の主流が、
メールといった書き文字文化だったか、
電話や対話により会話主体の文化だったかの違いもあるだろう。
そして、エンジニアやWeb関連といった内勤の仕事か、
営業職や接客業といった仕事かの違いもある。
いずれにしても、
一人ひとりがそれぞれの経験によって、
何をコミュニケーションの最重要ポイントとして、
何の手段を使って人とつながるか、
そのスタイルが個別に違ってきていることがわかる。
どちらがいいということはなく、
どちらでも、好きな方に好きなかかわり方をして、
誰かとつながっていればいいのだなと思う。
なかには、リアルもネットもどちらも人とつながらないタイプの人がいる。
そういう人は、ネットでのコミュニケーションは免疫がなく、
かろうじて対面のほうがまだよかったりする。
でも、対面の場でもネット上での話題がされることがある。
そういったときに、つながる努力をしようとして、
話題についていくためにネットを見るかというと、そうでもない。
新しい仕組みに対応しきれない自分をあきらめていたりする。
どんなコミュニケーションスタイルをとるかというのは、
もしかしたら、パソコン習熟度とかではなく、
そのコミュニティに継続的に参加し続けたいという意思なのかも知れない。
つながり続けたい、
だから共通の話題をたくさん仕入れたい、
だからちょっと面倒であっても、
リアルでもネットでもコミュニティの人が多数使っているサービスに、
あえてトライをしていこうとするのが、普通の好奇心なのだろう。
中にはかたくなに新しい仕組みを受け入れない人もいるが、
自発的に参加しようとしない限り、
自宅やケータイで使うパーソナルな機器の操作までは、
誰もおせっかいをやいてはくれない。
コミュニケーションスタイルも、
参加するコミュニティ、仲間、周囲のブームとなっている活動など、
同じレベルになれるもの同士が、本当に仲良くなれるのかもしれない。
リアルな会話を重視するのも大事だが、
そういうものを大事にしすぎるあまり、
ネット上での交流でしか得られない情報など、
得られない情報もたくさんあるだろう。
私自身、会話をすることも平気だけど、
たぶん、ネットでやりとりするほうが自分にあっているようだ。
理由はきっと、対話なら話をする人を選んでから話すけど、
ネットでの発信は、広く多くの人に向けて書いて、
読みたい人が情報を得て、リアルな場で感想を言ってくれる。
つまり、読んでくれている人の数がネットのほうが多いので、
一人ひとりと話さなくても相手が親近感を持ってくれるのだ。
そう、情報をとりにきてくれる分、しっかりキャッチしてくれる。
対話よりも、読みたい人の自発性に任せるというスタイルのほうが、
とてもしっくりくる。
人とコミュニケーションをとるためのスタイルなんて、
いちいち考えないかもしれないけれど、
自分の考え方を伝える手段は会話がいいのか、
メールなどの書き文字がいいのか、
自分の持ち味を引き出す場所を考えてみるのもいいだろう。
同業種だと、同じようなコミュニケーションで成立できるが、
異業種の人たちは、思いもかけないような手段や会話で、
人とつながることを大切にしている。
どんなコミュニケーションであったとしても、
それで楽しければいいのだけれど、
自分らしくいられるシーンを考えておくのもいいだろう。
私は、喋り続けることはできるけど、
文章で伝えるということのほうが大事かもしれない。
いろんな人の人との接し方は、本当に学びが大きいと思う。
では、また。