知的財産管理技能検定(2)

こんにちは、検索迷子です。


先日、国家試験の「知的財産管理技能検定」を受検してきたという話を書きましたが、
その内容について補足します。


今思えば、この試験を受ける前、
あまりネット上で情報が見つからず、詳細事項が不明なまま臨んだことを思い出し、
これから受検しようと思っている方に、少しでも参考になればと思いました。


試験の内容や難易度について


私の昨日の書き方だと、知的財産管理検定は、
楽勝試験に見えたかもしれませんが、それは個人差があると思ってください。
事前知識がなく受検しようと思ったら、それなりに難しいと思うからです。


まず、私は出版物やインターネットの世界の職業経験から、
特に著作物や意匠、商標などの権利関係については日常的に接してきていました。


また、不正競争防止法独占禁止法については、
インターネットでの広告宣伝表現などを通して、
景表法や誇大表現などの審査をしたり、内容確認をしてきたため、
実務として部分的に理解していました。
そして、これらの法律についてはネット関連のほかの検定試験でも学び、
用語や概念は事前に知っていました。


さらに、マーケティング用語や事例についても、
マネジメントの勉強において理解していたため、
知的財産管理をするという点において、事例を読みこなすのがとてもスムーズでした。


トータルで不足していたのが、法律上の用語だったり、
法律で限定される範囲の把握だったり、文章の言い回しだったり、
引っ掛け問題にひっかからないようなトレーニングで済んだのです。


ですから、知的財産管理について、業務経験がなく一から学ぼうとする方は、
それなりに時間を割いたほうがいいと思います。
この試験は、暗記の試験ではなく、
実例と法律的な解釈のマッチングができるか、読解力が必要なものです。
どれくらいの時間を使うかは、最初にテキストを見て、
自分の実力を理解したうえで、学習計画を立てるといいでしょうね。


受検申し込みについて


郵送申し込みもできますが、私はネットで申し込みました。
それで、とてもめずらしいと思ったのが、
郵送でくネット申し込みをした場合、受験票が郵送されてこない試験だったのです。


ネットで申し込みをした後、受検の18日くらい前に、
知的財産管理技能検定 受検票URLのご連絡」というメールが協会からきました。
そこで、指定URLにログインして、
自分で受験票と自分用の控えをダウンロードして、
証明写真を貼って持参するというものでした。


ネット申し込み試験はいまや普通ですが、
受験票までダウンロードする試験は始めてでした。
印刷物は、提出用と自分用と2枚あるのですが、自分用を印刷していない人が数名いました。
これは、当日忘れたら申し出ないといけないようです。


何よりもこのメールを見落とすことがないようにしないと、
受験票が当日ない、なんてことになりかねませんね。


他にも、この試験のことで補足がありますが、
後日また続きを書こうと思います。


では、また。