職業と経歴のアンマッチ

こんにちは、検索迷子です。


いろんな職業経験をもった人と話をすると、
え、どうしてそんなに豊富な経験がありながら、
今、そういう仕事や立場なのだろうと思うことがある。


たとえば語学に堪能で、海外勤務経験があるとか、
履歴書に書ききれないくらい国家資格を持っているとか、
有名企業にいて役職があったとか、
専門職についていて長年勤務したとか、
まっとうに、ストレートに考えたら、
今のこの人と、この立場がかみあっていないと思うことがある。


本当の理由は当人しかわからないけれど、
人はこうして、自分のできることと、できてきたことと、
それに見合った職業やポジションや収入というものを、
なかなか見つけにくいのだろうかと思ったりする。


一つの会社にいて、定年まで勤め上げられる人は、
いまや本当に幸せなことなのかもしれない。
そういう仕事に出会えて、肩たたきもされずにいられる実力があったということだから。


誰もが自分らしい仕事を探している。
そして、それが意外と叶っていなかったりする。
これはなぜなのだろう。


学び続ける場で、目的を近くしている人たちと接すると、
こんなに意欲がありながら、なぜ、満たされるものと出会えないのだろうと、
とても不思議な思いがする。


いい仕事に出会うということは、わき目もふらず夢中になれるということなのかと思う。
今やっていること以外に目がいき、
外部に関心を持つようなときは、
意識しているのか、無意識なのかはさておき、
このままではいけないという気持ちがわいているときだろう。


いい経歴を積み重ねている人に、
でも、必ずしも本人が納得いく仕事と出会えていないのは、
本人の意思なのか、労働環境のせいなのか。
自分が持っていないスキルを持っている人を見るにつけ、
私がもしそれができたら、これをやるのにと思っていても、
意外と違うのかも知れない。


語学ができても、資格があっても、
本当に何が満足感につながるかは、仕事との縁なのかもしれない。


一人ひとりが、個性を活かせる仕事が、
都合よくころがっているわけではないが、
少なくとも、幸せに近づける仕事に出会えればいいのにと思う。


どんな経験も無駄にはならないけれど、
せっかくの経験を活かせないという無駄もあるのだなと思う。


誰もが、自分を輝かせる仕事につければ、
仕事のストレスなんてこの世からなくなるのに。
なかなか、ベストマッチというのはないのかも。


誰でも、他のひとにない長所がある。
そこに光があたることを願ってやまない。



では、また。