300回目の検索迷子

こんにちは、検索迷子です。


検索迷子、300回目のエントリーです。
今日で、はてな市民制度の金メダルです。
金メダルって、他のことではもらえるものではないので、少し誇らしいですね。


最近、ずっと毎日更新しているため、
数字の節目節目を意識しながら、エントリーを書いてきました。
100回目が、2010年4月24日、200回目が8月2日で、
それから100日、200日経過したのだなというのが感慨深いです。
検索迷子は今日で200回目
百、恵む存在になる


はてな市民制度で、次のメダルは1000日でプラチナとなるようです。
ということは、単純計算で毎日書いても700日であと2年。
次の目標としてはずっと先になりますね。


私は、こういう数字を、ときどき眺めて、
やめないための支えとしています。
特に200回目以降、いろんな環境変化もあり、
ブログってこういうものかなという慣れも生まれて、
毎日書くことの意味を見失いそうになっていました。


そんな時、あ、300回になったらメダルの色が変わるぞと気づいて、
とりあえず、300回目までは走ろうと思ってきました。
次の電信柱みたいな目標でした。
10月上旬くらいから、11月10日は300回だ、それまで毎日続けようと思っていました。

何を書くかというスタイル


ブログを書くスタイルは、人によってそれぞれでしょうが、
私は、この、やめずに毎日続けるということが、
自分にとって核となっていました。
何を書くか、毎日考えるということは、
何かを毎日アウトプットするということで、結構骨が折れます。


何を書くか、ということも、
自分なりに緩やかに決めていることがあって、
新しいネット動向についての話題や、ニュースネタは書かない、
新刊をすぐに紹介しないという、
新しさにあえて飛びつかない方向にしています。


理由はいくつかありますが、
一番は、自分以上に的確に表現している人が、
アルファブロガーの人を始め、多くのブロガーがいるということで、
その方たち以上の知見は披露できないだろうと思っているからです。


本の紹介一つとっても、レビューしている人は多くいますが、
新刊で紹介するのと、時間経過があって紹介するのと、
私自身は少し違ったニュアンスが出せると思っています。


また、新しいものというのは、
情報感度に敏感な人が、うわーっと飛びついて、
意外とそこで情報の整理が途切れていたりします。


ちょっと遅れてその情報を知りたい人や、
遅れてしか情報を入手できない人にとっては、
必ずしもわかりやすい形で情報がまとまっていないこともあり、
ましてや、先に知っている人たちは、常識だとか、当たり前のこととして、
わざわざそのことを言及しなかったりします。


だから、私はなるべく、
情報をとりこぼした人や、
ばらばらな情報をもう少しまとめて知りたい人向けに、
自分が書けないだろうかと思って、あえて古いもの、
あえて、一部ではそんなの知っているよということを書こうと思うときがあります。


それは、初めから意識していたことではなく、
実は、検索迷子を始めてからわかった世の中のニーズなのです。

キーワード検索が教えてくれるニーズ


検索迷子では、毎日のエントリーより、
圧倒的に過去のエントリーが日々、読まれています。
アクセスを稼ごうという欲がないせいか、
数字を狙って記事を書かないというのもありますが、
ネットで調べごとをする人のニーズというのは、予測できないところにあるのだと思いました。


よく、テレビで話題になった人が、その時間帯にネットの検索ワードが上昇する、
という話は聞きます。
実際、検索迷子でもそういうことがときどき起こります。
が、爆発的というレベルではありません。


でも、ある日とても驚いたことがありました。
それは、情報処理試験の日に、検索迷子のブログで、
一日中同じキーワードをあちこちから検索している人が、
たくさんいるというのを知ったときでした。
午前中の試験だったのでしょうか、
アクセスは午前の試験終了時間から、夜中までずっと続きました。


その記事自体は半年以上前に書いたものだったので、
始めは、いったいどうしたのかと思いました。
そのキーワード検索は数日続き、何かの試験だったのかと推測して、
後から調べたら、実際に設問にあったものの答えあわせに使っていたようでした。
ただ、私の書いたものが答えあわせに役立ったのかはわかりませんが、
少なくとも、私が書いたものが検索上位にヒットしたのだと思いました。


これは初めての体験でした。
こうした大きい試験後に、自分のブログが活用されるとはまさか思わず、
自分が自分のために覚え書きとして書いた記事が、
見知らぬ誰かの疑問解決に役立つのだなと不思議な思いがしました。


ブログを書いていると、こういう、
もともと自分のために書いたものや、
もともと自分が知りたくて調べたものが、
結構誰かのニーズと合致するのだなと思うことがあります。


今日は役に立たないかもしれない。
でも、書き残しておくことで、過去に使った記事を書いた時間が、
生きてきたり、アクセス数に反映したりするのだなと思います。


今日の出来事という鮮度ではなく、
古い話題でも深く、正確に、まとまって情報を書いておくことで、
過去の自分が書いたものが閲覧されたり、評価される瞬間がある。
そして、それが数字になってくるのだなと思います。
実際に、この1か月で、アクセス数は日々200PVと安定してきました。
過去の記事が、こつこつと数字を稼ぎ出してくれています。


書く側は、今日書いたものを今日評価されたいと思うかもしれませんが、
私は、今日書いたものがいつか誰かに役立てばいいなという気持ちで書いています。
そして、何が読まれる記事になるのかは、予測不能だとも思います。


どうして、この記事が毎日読まれるのか、いまだに不思議なものもありますからね。
でも書き手の気持ちとは別に毎日誰かが読み、それが検索上位にあがる要因にもなり、
また読み手が増える、そんな不思議な循環に乗っているエントリーも、
いくつもあります。
そういう記事ほど、私が狙って書いたものとは程遠く、
なんとなく書いたものだったりするのです。


300回続けてみて、少しだけ、社会のどこかに役立っているのかなと、
特定キーワードであったとしても、
何か読もうと思える、そういう記事を書けているのかなと思ったりします。


次の目標をどこに定めて、どんなポリシーで書いていくかは、
今後の課題ですね。


ブログは、自分のものであり、
でも、公開している以上は誰かの人生の何かとマッチングする瞬間がある。
アウトプットし続けているからこそ、見えてくる社会とのかかわりです。


毎日、何を伝えようと自分と対話する時間が、貴重だったりします。
続けながら考える。
書きながら、探していくというところでしょうか。


いつも読んでくださっている方に、感謝をこめて。
300回め、金メダルがもらえる機会をくださって、ありがとうございます。
読んでくださる人がいるから、書こうと思う気持ちがわきます。
アクセスしていだだけることが、何よりも大きな励みです。


私は、何かを伝えられていますか?


では、また。