ワインバーグの本を読む(8)

こんにちは、検索迷子です。


過去にも紹介してきた「ワインバーグの本を読む」の続編として、
コンサルタントの道具箱−勇気と自信がもてる16の秘密』から、
エッセンスをご紹介します。

コンサルタントの道具箱

コンサルタントの道具箱


細かい点で気になったことより先に、本書内にある「法則」が面白いので、
そちらをそのまま引用していこうと思います。
タイトルに、コンサルタントの、とありますが、
一般論として読んでも十分、
わかるわかる、こういうことあるな、と思うような内容ばかりです。

コンサルタントの道具箱での法則

本書より、法則名と解説を引用します。

第1章 イチゴジャムの法則
ラズベリージャムの法則
 広げれば広げるほど薄くなる


イチゴジャムの法則
 粒があれば、どこまでも薄くはならない。


ブドウゼリーの法則
 ブドウゼリーのことでわざわざ文句を言う人はいない。期待しすぎなければ、がっかりすることもない。


粒の法則
 何かを学びたかったら、全部学ぼうとしてはいけない。


第2章 知恵の箱
レディングの読書の法則
 読む価値のないものは読むな。


ケアリーのゴミ警報
 やる価値のないことは、きちんとやる価値もない。ゴミにのしをつけるな。


フリーブルの感覚フィルター
 やるべきでないことは、いっさいやるべきではない。以上。


合理性抑制の法則
 合理的であるな。妥当であれ。


消毒薬の不条理
 痛いのは効いてる証拠よ。おいしい料理には時間がかかります。コンサルタントから痛むのは効き目がある証拠だなどと言われたら、別のコンサルタントを雇うべし。


金の亡者の格言
 大金を損するためには、金のためだけに仕事をすればよい。


カモ症候群
 何でも知っているつもりの人間ほどだましやすいものはない。


本管の金言
 知らなくても怪我をするとはかぎらないが、思い出さないと間違いなくやられる。


ファーストフードのうそ
 差なし+差なし+差なし+・・・は、いつかはっきりした差になる。


第3章 金の鍵
プランスキーの探し物のコツ
 絶対にそこにはないと思われているものは、たぶんそこにある。


プランスキーの推論
 みんなが見ろという場所は見るな。


プランスキーの私的な探し物のコツ
 なんの意味もないと思い込んでいる対象には、たぶん意味がある。


金の錠前
 新しいことは学びたいが、すでに知っていることから十分な見返りを得ているため、身動きできない。


ダニーの決断のコツ
 新しく学ぶことがなくなったら、次へ移るときだ。


今日は第3章まで。


新しく学ぶことがなくなったら、
次へ移ろう。


その一言は、ほんとうにシンプルで、重たい。
学ぶことがあってこそ、生きる意味、働く意味があるんだと思う。


では、また。