飛び出すしかけ絵本

こんにちは、検索迷子です。


こういう絵本に出会った子どもは、
どんな大人になるのだろう? と思った絵本がある。
先日紹介した、大人のための絵本の本の中で見つけた、飛び出すしかけ絵本の完成度の高さに驚いた。


不思議の国のアリス』作/ロバート・サブダ、原作/ルイス・キャロル、訳/わくはじめ、によるものだ。

不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)

不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)


『大人のための絵本の本』の紹介によると、

ポップアップブック(飛び出すしかけ絵本)の第一人者である
(中略)
中でも、この『不思議の国のアリス』はロバート・サブダの最高傑作とも言われている作品です。ルイス・キャロルの原作に忠実に、また、ジョン・テニエルの絵心も見事に伝えています。

ということだ。
これが人の手によるものかと、
その繊細さや、立体感にびっくりする。

大人のための絵本の本 (エンターブレインムック)

大人のための絵本の本 (エンターブレインムック)


さらに、もう一冊。
『シンデレラ』作/マシュー・ラインハート、訳/かがわけいこ、による。

シンデレラ (とびだししかけえほん)

シンデレラ (とびだししかけえほん)


『大人のための絵本の本』の紹介によると、

ロバート・サブダと共同アトリエを構えているパートナー、マシュー・ラインハートによるポップアップブックです。
(中略)
キラキラ光るかぼちゃの馬車、リボンのついた華麗なドレス、舞踏会での楽しいダンス、そしてガラスの靴・・・・・・。あの場面を、こんな風に見せるんだ! という驚きがすべてのページに詰まっている、まさに魔法のような絵本です。

見ているだけで、本当に楽しそうです。


ポップアップブック、
大人になってから手にしていないかもしれません。
飛び出す絵本って、なんだか大人になると、
ちょっと答えがわかった気がして、
店頭で見ても、わざわざ、あえて開かなかったりします。
きっと、こういうのが出てくるよねと思い込んでいたりして。


子どもはこういう素敵な絵本をめくるたびにわくわくし、
そして何度見ても喜ぶのでしょうね。


繊細な仕掛けを見ながら、
全体をひとつの形としてとらえてしまって、
パーツごとの、手仕事の細かさを見たことはなかったのですが、
手がかかる分、想像力が豊かでないとできないことだなと思いました。


夢がある仕事は、夢がある子どもに伝わるのだなと、
この絵本は教えてくれます。


いつだって、
うわぁー、すごーいと童心に返って、
飛び出すしかけ絵本を開ける大人でいたいと思います。


何度、しかけを見ても、いつも初めてであるかのように。
まっさらな気持ちで。


では、また。