一万アクセス越え

こんにちは、検索迷子です。


検索迷子を始めて約一年となる今日、アクセス数が一万を越えました。
一年といっても、最初の1か月はカウンターの記録がなく、
更新も途中で半年丸々休んだので、エントリー数は150回程度で、一日平均が66アクセスです。


正直なところ、個人ブログとしてこれが多いのか少ないのかわかりません。
数字を目標にしてきたこともなく、気づいたらこの数字で、
記念にエントリーを書こうと思ったくらいの関心でした。


こんなのんびりした数字との距離感のため、
誘導や読ませるための施策は何もやっていません。


検索迷子の書き手が誰かを知っているのは、数名しかいなく、
固定ファンが多数いるわけでもなく、自分としては地味にひっそり、
毎日ただ日記を書いてる気分です。


そんな、やる気があまりなさそうな検索迷子ですが、
日々のアクセス数は、本当にゆるやかですが徐々にあがっています。


何故かと考えてみたら、
無意識に書いたエントリーが実はインターネット上で情報が不足していたり、
誰も語って来なかったキーワードであったり、本の紹介であったり、
たまたまロングテールの部分に引っかかって、検索迷子にくる方が増えたからでしょう。


過去のエントリーが、検索キーワードに引っかかり、
最新のエントリーより過去の閲覧の方が毎日多いのです。
つまり毎日立ち寄ってくれる固定ファンはほとんどはいないけど、
通りすがりの人に見られているようです。


直近は1日100アクセスほどで、不思議なことに毎日同じくらいの数字です。
爆発的な引きのあるエントリーは書いていないため、
それでも毎日同じくらいの人がアクセスしてくれるのも、不思議な思いがします。


アクセス解析を毎日欠かさずしていますが、この時間はとても楽しく、
どうやってここに来てくれたのかと仮説をたてるのが面白いです。


だからと言って、仕事ではないので、貪欲にアクセス稼ぎはしていませんが、
検索迷子が誰かの問題解決の一瞬に、偶然お役に立てているんだという小さな喜びになります。


この話題がどうして今さら、こんなにアクセスされるのと驚きもたくさんあります。
今日、意味があまりなさそうな内容の薄い雑文ですら、
誰かの未来に貴重な情報源になりうるんだとわかってきました。


毎日少しでも書こう、感情的なことすら、何かあとあと意味を持つのだと、
むき出しの言葉で書いています。
こんな話題でも、世の中では探せないことになるのかもと、迷わずに書き出します。


ブログを始めて1アクセスの重みをつくづく感じます。
商用サイトでは端数みたいな数字が、個人としてはリアルな数字として飛び込んできます。
どこかで一人が見てくれているのだと、1アクセスということが重みを持ちます。


数が多いか少ないかより、
インターネット上にあるものは本人が更新してなくても、見られるのだと思いました。
半年休止していた時、自分が検索迷子を忘れ去ろうとしていた時ですら、
見てくれている人がいて、アクセス0の日は一度もなかったのです。
ここに検索迷子があるというだけで、誰かが見てくれていたのです。


書き手が登場しない、主を失ったブログですら、
毎日流れついてる人がいることの不思議さ。



私があまりにも無欲にただ書いているのを知った人から、
実名で顔出しでやればもっと数字が伸びるのに、
それくらい本腰入れてみればと言われたことがあります。


今のところ私が誰かなんてことに関心を持たれる話題より、
何が書いてあるかが大切だと思うため、何者かを書くつもりはないのですが、
誰かとわかったら何が変わるのかを知りたい気持ちもあります。


原稿を書くことを仕事にしていた時期もあり、
職業の一部としてのブログを書いたら、検索迷子のトーンは変わるだろうかという、
そんな好奇心もあります。
でも、今はとても職業としての書き手とは言えないお粗末さなので、
ただただ書き溜めるだけでしょうね。


一万アクセスに関わってくれた方たちに感謝しつつ、
いつかは検索迷子で書いたことを編集し直して、まとめてよみたいと言われたいものです。


アクセス数を増やす施策より、継続して読みたい固定ファンがいる書き手になること、
それが一番遠そうなことだと思います。
1アクセスだって、いい。


だって、リアルな生活で一日百人も私の考えなんて聞いてはくれないのだから。
ブログってすごい。
ここにあるだけで、百人が私の言葉をなぞってくれる。


誰かの人生に、ほんの少し関わりながら生きていく。
それで、今はいい。


このエントリーにめぐり合ってくれた人の幸せを願いながら、
静かにささやかに、書き綴る日々です。


多いのか少ないのかは別として、検索迷子1万アクセスおめでとうと自分で言おうと思います。
検索迷子を始めなければ、この1万回の偶然の出会いだってなかったのだから。


では、また。