メモしたノートをどう活用するか

こんにちは、検索迷子です。


書きながら考える習慣があるせいか、膨大に毎日メモをとる。
普通のペースでも、一般的なCAMPUSノートを二週間で使い切る。


会議でメモして、アイディアだしと言ってはメモする。
ランチ中でも、歩きながらでも、思いついたことは何でも書く。


人によってメモする意味合いはそれぞれ違うでしょうが、
私は、TO DOリストとか備忘録というよりは、
書きながらキーフレーズを蓄積して、こういうときはこう考えるのかと、
ノートをとりつつ考えることが多い。


ノートをとっている最中は、
その関係性がわからないことの方が圧倒的に多い。
だから、転職してからは余計に膨大にノートをようになった。
キーワードを書きなぐり、その話題の中心となることを考えたり、
書きながら、これはどういうことだろうと知らない用語をメモしたり、
全体像を俯瞰するために、小さい要素をどんどん書く。
読みたい資料、話題になっているサイトも何でも書く。


ちなみに、仕事用のノートとは別に、読書ノートも別にとっている。
もともとはどれくらい読書しているのか把握するために書き始めたのだが、
どの本をいつ読んだかとか、何の本と同じ時期に読んだかで、
自分の思考の変遷がわかるのが面白く、二年くらい続いている習慣だ。


書誌情報だけでなく、本気で読みこなして、
丸ごと一冊を勉強するかのように読みこなす本もある。
私の読書は、ペンとノートが必須である。
それが検索迷子の本の話題を書くベースとなっているため、どんなに面倒でも、
読書履歴はさぼらないようにしている。


手元にメモするものがなかったら、お店の紙ナプキンをちぎってでも、
何箇所もブックマークして、あとから整理することにしている。
印象に残ったものは、どうしても残したいのだ。


せっかく出会ったその本も、二度と手にとらないかもしれない。
今、印象に残ったことを記録しないと、
せっかくの情報も記憶からあっという間に消えてしまう。


それに、同じ本でも読むたびに違うところが印象に残ることもあれば、
全く同じところで立ち止まるものもある。
その違いを知ることも面白い。
本を読むために使う時間さえ、捻出が難しい今だからこそ余計に記録にこだわる。



でも、あまりノートをとりすぎると、あとあとその活用に苦しむことも多い。
そのため、ノートを上手くとり、後から閲覧しやすい形にするのに苦戦している。
ときどき、まとめて読み返して、時間が経過しても解消されていない疑問や、
理解できたことの度合いを知ることも多い。


ノートの活用のノウハウ本は、つい手にしてしまう。
『資格の合否は「ノート」で決まる』もそんな一冊です。

資格の合否は「ノート」で決まる!

資格の合否は「ノート」で決まる!


とりあえず今は資格試験向けではないのですが、
こういう本は、情報を整理するコツや、反復しやすいための仕込みがわかります。
私は完全に真似をするより、おいしいところどりのように、
自分ができそうなことで、無理せず継続できることだけ真似をします。


どんなにデジタルデータを蓄積しても、まずはメモから始まる。
うまくメモをとるノウハウは、ずっと悩んでいきそうです。
書けばいいってものではないですが、書かないより、ずっといい。


ただし、どんなメモやノートでも、
見返す時間をしっかりとって、振り返ること、
過去の自分と向き合うことができて、過去から学べる人でないと無意味かもと思います。


私は、ノートが一杯になったら、頭から一冊見直して、反芻する時間をとっています。
自分の心の移り変わりがわかるからです。


そういえば、転職前に書いていたメモには、
どうして転職したいかを羅列した膨大なノートがありました。
少なくとも昨年からずっと考えていて、年初には、
今年実行することの自己宣言リストに入っていました。


自分の強み弱みとか、どんな活動をするかのプランとか、
その時期どの本で弱点を補強したのかもわかります。
あるとき衝動的に動くのではなく、
じわじわと行動に向けての伏線があったのだなぁと、他人事のように今では思います。
何より、目標を達成できてよかったなと。


現状を変えて、目的を達成させるために、ノートに思いを書き続けていたのだと思いました。
そういえば、退屈な会議中に、次はこんなことをやるぞと夢を書いていた部分がありました。
物体はそこにいても、内容に興味がなくて、夢を毎週書いていました。


ノートを書いたことで自己暗示になり、私は転職をしたいんだ、
結構本気なんだと途中から気がついて、その定例会議中はいつも膨大な夢リストを書いていました。
痛々しくもあり、自分の思いを知るノートは、今となっては財産です。
書いて考えるって悪くないなと思います。


では、また。