昔は良かったなんて思わない

こんにちは、検索迷子です。


朝、この仕事はできないかもしれない、無理だと思うような依頼を急に受けて、
集中して解決方法を考えて、夕方、何とか形になって、
気づいたら終わっているということが多くなってきた。


そういう仕事は、初めてのことばかりで、
誰かに相談するにしても、誰に聞けばいいか、社内外問わずリサーチから始まる。


経験したことを繰り返すのではなく、未経験のことをいきなり突きつけられて、
誰に聞けば最短のゴールなのかを考えて、
とにかく話を聞くことから始めて、最後は資料に落としてプレゼンできるレベルまでが求められる。


途方にくれるほど山が大きいと登る意欲を失うかと思いきや、
意外にも、高い山だからこそ登ろうと思うようになってきた。


朝はゼロだったものが、夕方には、そのことには精通できるくらいに、
集中して調べ尽くす。
越えられないと思っていたことが嘘のように、凝縮された時間をすごし、
夕方には一皮向けた自分を実感する。


立ち止まっているひまもなく、どんどん仕事は降ってくる。
新しい仕事が困難であればあるほど、悩み抜き、登ろうとする。


つらいなと一瞬思う瞬間、何かにすがりたくなる。
でも、不思議と昔に戻りたい、あのときの職場で働きたいとは思わなくなった。


今いる場所が一番で、ここ以前の場所は通過点に過ぎない。
超高速回転で、経験を生かすよりも、未経験の部分を埋める作業は、
それなりに知的レベルが問われる。


働き甲斐のない仕事をして、暇をもてあますより、
昔はできなかったことができるようになった自分に自信を持とうと思う。


今どんなにしんどい思いをしても、
あの会社のあの仕事や、あのときのメンバー構成はもうこりごりだと思う。
退廃した場にいたり、とりあえず座っているような仕事の時間はもういらない。


あのときより、絶対に今のほうが良くなっている。
あの場所のしんどさに比べたら、今のほうが絶対に私自身の成長に繋がると思う。
あそこにいるより、今は何倍もいい。


昔どんな経験があったかよりも、今何ができるか。
あんな仕事をやるくらいなら、未来にやりたいことのために、体力は温存しておきたい。



手を抜くのではなく、力を入れるために、最後の詰めだらけです。
昔は良かったと過去にすがりたくない。
昔が良かったのなら、私は今の場所にはいないのだから、
今いる場所を最適化できるよう、変化していくしかない。


どんなに大変でも、あの頃の閉じた心の時のより、精度は上がっている。


あの頃より、これから先。


できないこと提示されて、応えることはとても大切です。
でも、越えられると思っているから、仕事が振られる。


振られるということは、信用されているということだ。
期待には成果で見せるしかない。


昔は良かったと思わず、これからのために時間を使おうと思う。


では、また。