働く時間の過ごし方

こんにちは、検索迷子です。


今、働いている場所の同僚や、同じ会社の人たちがとても働き者が多い。
いくつかの職場で仕事をしてきたけれど、段違いによく働く。


何よりも驚くのが、全社で共有する休憩スペースがあるのだが、
そこで、誰も「休憩」をしていないのだ。
誰もが、他の誰かと仕事の話をしている。


以前いた職場では、休憩スペースでは、携帯をいじったり、
ゲームをしていたり、ぼんやりしていたり、誰かと趣味の話をしていたり、
ただ休憩していたり、さぼっているのと紙一重の人が少なからずいた。


でも、今いる場所で、携帯をいじっている人も、
ましてやゲームをしている人もまるで見ない。常に仕事をして、仕事を話題にしている。


朝は始業1時間前から働き、お昼休みも食事もそこそこ働き、残業もする。
お昼休みを1時間とっている人など見たことがないくらいだ。
日中は電話や打ち合わせなど絶えず誰かと話している。
よく働くなぁと本当に感心する。


私自身も気づいたら、同じように働いている。
週に何度もランチミーティングがあり、残業時間帯に何本も打ち合わせが入る。
以前の私が最も嫌いだった時間の使い方を、今はごく普通に受け入れている。
ランチタイムに差し掛かる数分の会議の延長も、残業時間帯の会議も嫌いだった。
時間の持ち出しをしているみたいで、損をした気分になった。


何がこんなに違うのだろうと思う。
仕事の面白さが違うせいもあるし、周囲全体が楽しそうに仕事をして、
いきいきとしているからなのかと思う。
ランチミーティングも頻繁にあれば、イヤだとも言ってられない。


こんなに忙しいのなら、もう、楽しむしかないという気持ちになってきた。
細かい仕事が多い同僚に比べれば、私は比較的大きな課題を連続して考える時間がある。
他人と自分の比較ではないけれど、自分より忙しくて、
時間の自由がきかなくて、よく働く人をたくさんみていると、
ちょっとは自分も我慢しなくてはと思うようになった。


朝から晩までよく働く同僚をみながら、
仕事を楽しむというのはこういうことかと思う。
そして、以前いた会社は、つくづくひまだったんだなと思う。


お昼休みをすぱっと休めない人も残業する人もごくわずかで、
残業してもそれほど多くなく、何よりも休憩室で携帯をいじる人ばかりだった。
業務利用ではなく、私用で、だ。
納期や売上やお客様対応など、自分の仕事がダイレクトに生きる場がある。
その緊張感の違いなのかもしれない。


競合に負けないために、数字を追いかけるために、
常に自分は何ができるかと考え続けている。
労働時間が長い働き方がいいかどうかは、正直わからないけれど、
働いている人たちが元気であり、活気がある姿を見ると、
他部署の話したことがない人であれ、励みになる。


私も今は、検索迷子を書いている時間くらいしか、毎日自由になる時間がない。
短時間で仕事の資料を読み、本を読み、それでもまだ時間が足りない。
寝る時間を削りながら、検索迷子を書いているのも、楽しみがあるからだと思う。


やらされているのではなく、自発的に過ごす時間はあっというまだ。
だから、ひまだと思う場所にいる時間は、何よりももったいない。


忙しく、くるくる働いていられる場にいられることを感謝しようと思う。
ただし、体力と相談ですね。


では、また。