知らぬうちに目標とされる

こんにちは、検索迷子です。


今の仕事に就いて二週間くらい経ち、
私が入社以前の資料を読んでいて驚いたことがある。


今、私がやっている仕事の数か月前の企画書に、
目指すWebサービスの機能として、他社サービス名が列挙されていた。


なんと、そこに私がかつて手掛けたサービスが筆頭に挙がっていた。
これにはびっくりした。


確かに、その種類のサービスの代表格ともいえるほどに成長したそのサービスは、
今ではインターネットの利用者の認知度は高い。
そして、後発でありながら、競合を抑えて今ではNo.1となっている。


どんなサービスなのかを説明しなくても、
サービス名だけで、誰もがああ、あれねと機能を理解して、
どんなサービスなのかを知ってもらえるほどになった。


今の会社でやっていることは、
同じジャンルのサービスではなく、直接の接点はないと思っていた。


まさか、今自分が携わることになったサービスが、
部分的な機能とはいえ、過去に手掛けたサービスを真似たいと思っていたとは、
今日まで知らなかった。



私も驚いたが、実は、私が応募してきたことを、
会社ではもっと驚いたらしい。


こんな機能を盛り込みたいと、
目指す姿に描いていたサービスとして目標に挙げたものの、
立ち上げをした人間が応募してくるとは思っていなかったらしい。


私は、偶然、今の会社に採用となったと思っていたが、
今の会社からすると、現在は弱点の部分のため強化したい機能で、
まさに筆頭に挙げていたサービスを作った人間がやってきたと話題になったという。


私は偶然や運命に身を任せていた気分だったが、
採用する側からすると、そのサービスの命運をにぎっていた当人がやってきた、
だったらこれは、この人にやってもらおうと、入社前から私の担当業務は明確だった。


入社前に担当一覧がすでに作成されていて、
私はお客様の満足度を高めることが最大のミッションとなっていた。


偶然出会ったのではなく、
私は待たれているのだと、心からがんばろうと思いました。


入社までは、私を待ち構えていたと言う。
あんな爆発的なサービスを作った人は、どれだけ凄いのかと、
サービスの発展を楽しみにしていたという。


私は、過去のWebサービスの成長を自画自賛して、それで満足していた部分もある。
でも今は、このサービスを踏み台にして、
新しい風を吹かせて、お客様に対する思いを伝える段階に入ったのだと思った。


待っててもらえて、
私の能力を気に入ってもらえて、
とても幸せな気持ちになります。


逃げない、あきらめない、いいものづくりにこだわる。
その継続的な粘りが、信頼性を高めてきたと思います。


このサービスを使って幸せになってくれた人たちが、
ただ賞賛するだけでなく、私という人間の持つ力を信じて、
今、私と一緒にいいものを作ろうと待っていてくれた。


私が生み出したものを、もっと広めていけるよう、
自分たちの新サービスに旋風を巻き起こして欲しいと請うてくれた。
私の視点を待ってくれている人は、こんなにもたくさんいたのだと自信が持てました。


何と何がつながっていくのかは、運命なのでしょうね
身を任せながら、オリジナルでありたいとつくづく思いまます。


こんなに望まれていたのだから、
毎日の会議で、絞りだすまで喋ることを常に促されるわけだと苦笑いしたりしました。
とにかく、何でも、どんな一言でも話してくださいと言われ、会議一つ一つが全力投球です。


では、また。