こんにちは、検索迷子です。
ユニバーサルデザインを学びたい方におすすめな本に、
関根千佳さんの『ユニバーサルデザインのちから〜社会人のためのUD入門〜』があります。
ユニバーサルデザインは、UDと略されていますが、
この言葉はまだ、関心のあるごく一部の人にしか定着していないように思います。
ユニバーサルデザインのちから ~社会人のためのUD入門~ (NEXTシリーズ)
- 作者: 関根千佳
- 出版社/メーカー: 生産性出版
- 発売日: 2010/01/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書の目次は、以下のサイトで見られます。
関根千佳さんは、株式会社ユーディット(情報のユニバーサルデザイン研究所)の代表取締役です。
ユニバーサルデザインを、わかりやすく伝えてくれる方として、
ユーディットという会社にとても興味を持っていました。
経歴やユニバーサルデザインに関する取り組み内容については、
以下の対談を見ていただくとわかりやすいと思います。
本書は、「ユニバーサルデザインの7原則」などの解説を含め、
ユニバーサルデザインの知識がない方でも、読みやすい構成となっています。
なかでも、
島根県隠岐の知夫里島(ちぶりじま)のNPOなごみの里の柴田久美子さんが、
お年寄りを幸せに年を重ねてきたという意味で「幸齢者」と呼ぶというエピソードが印象的でした。
関根さんは本書で、
「柴田さんの活動の中に、ユニバーサルデザインの本質を見るような気がする」と書かれています。
こうした一文を見ると、インターネットの世界で働く自分は、
誰のために、どのように情報を整理し、ユニバーサルデザインに配慮していけるのか、
考えさせられました。
特に、Webサービスの世界では、
パソコンを使いこなせる年代の方たちにとっての、最適なものが中心です。
高齢者の方にだけでなく、まだまだ多様な個性を持つ人たちを受け入れにくいの現状です。
検索迷子は、こうした方たちにも使っていただけるWebサービスを目指して、
日々、勉強しながら、インターネットの情報を提供していきたいと思います。
では、また。