ユニバーサルデザインのちから

こんにちは、検索迷子です。


ユニバーサルデザインを学びたい方におすすめな本に、
関根千佳さんの『ユニバーサルデザインのちから〜社会人のためのUD入門〜』があります。


ユニバーサルデザインは、UDと略されていますが、
この言葉はまだ、関心のあるごく一部の人にしか定着していないように思います。

kotobank.jp ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインのちから ~社会人のためのUD入門~ (NEXTシリーズ)

ユニバーサルデザインのちから ~社会人のためのUD入門~ (NEXTシリーズ)


本書の目次は、以下のサイトで見られます。

公益財団法人 日本生産性本部
ユニバーサルデザインのちから〜社会人のためのUD入門〜


関根千佳さんは、株式会社ユーディット(情報のユニバーサルデザイン研究所)代表取締役です。


ユニバーサルデザインを、わかりやすく伝えてくれる方として、
ユーディットという会社にとても興味を持っていました。


経歴やユニバーサルデザインに関する取り組み内容については、
以下の対談を見ていただくとわかりやすいと思います。

イー・ウーマン 佐々木かをり対談 win-win > 第56回 関根千佳さん


本書は、「ユニバーサルデザインの7原則」などの解説を含め、
ユニバーサルデザインの知識がない方でも、読みやすい構成となっています。

ユーディット ユニバーサルデザインの7原則


なかでも、
島根県隠岐知夫里島(ちぶりじま)のNPOなごみの里の柴田久美子さんが、
お年寄りを幸せに年を重ねてきたという意味で「幸齢者」と呼ぶというエピソードが印象的でした。


関根さんは本書で、
「柴田さんの活動の中に、ユニバーサルデザインの本質を見るような気がする」と書かれています。


こうした一文を見ると、インターネットの世界で働く自分は、
誰のために、どのように情報を整理し、ユニバーサルデザインに配慮していけるのか、
考えさせられました。


特に、Webサービスの世界では、
パソコンを使いこなせる年代の方たちにとっての、最適なものが中心です。
高齢者の方にだけでなく、まだまだ多様な個性を持つ人たちを受け入れにくいの現状です。


検索迷子は、こうした方たちにも使っていただけるWebサービスを目指して、
日々、勉強しながら、インターネットの情報を提供していきたいと思います。


では、また。