こんにちは、検索迷子です。
インターネット環境や携帯電話の普及によって、
私たちのコミュニケーションのとり方は、10年前から明らかに変化しています。
ただ、その変化をどのように過ごしたかによって、
情報のやり取りの方法が、
ある場所では常識だけど、ある場所では非常識ということが起こります。
たとえば、
個人情報保護法ができる前までは、
商用サイトにお客様の事例紹介を掲載することは、
仮に本人が知らない場所で名前や写真が使われていても、
知り合いレベルであれば、そんなに大事にはならなかったかもしれません。
でも、今ならどうでしょう。
最近、立て続けに個人的な情報を第三者に伝えられてしまうという経験をしました。
一瞬、法的な手段を考えたくなるようなこともありました。
今日これを書くのは、
みなさんはどうなんでしょう?
これって、今は当たり前なこと?
というのを知ってみたかったからです。
私の常識が非常識なのかもしれないし、
法律が定着していないのかもしれないし、
いずれにしても、
インターネットや通信経路で行われることとして、
実態を知りたいと思いました。
ひとつは、
無断で自分に関わる情報をフルネームで掲載されたことです。
とあるサイトだったのですが、
たまたま近所で会った人に声をかけられて、
お名前を知ってますよと言われて、理由を聞いてびっくり。
よく利用するショップが、よく来店するお客さんとして、
名前と写真を掲載をしていたのです。
これだけで、どの地域に住んでいるのかがばれてしまいます。
ふたつめは、
私信で送ったメールを、勝手に転送されたことです。
つまり、まわし読みされていたのです。
そこは同棲していたカップルで、同じパソコンを共有しているようで、
そういった事情を知らず、一人に送信していた内容を、
二人が同時に読んでいたということを知りました。
内容そのものよりも、
同棲していることも知らない距離感の人だったのですが、
その人向けに書いた文章を、他人が読める状況にあるということが、
本当にびっくりしてしまいました。
未成年のお子さんがいるご家庭ならいざ知らず、
大人同士のやりとりを盗み見るというのは、
本当に信じられない行為です。
まるで悪びれている様子も、正式な謝罪もなく、
一緒に住んでるんだから見るのも当然でしょといわれました。
これは、過去に罰則があった例もあるような気がするので、
法的に何かすることも真剣に検討しました。
ただ、そんなやりとりもばかばかしいメールだったので、
その人たちの非礼をずっと忘れまいという思いで、
とりあえずは、クローズさせています。
ただ、この様子だと、私だけでなく、
知らない人にも被害は拡大しかねないので、
次に同じことがあったら、必ず本気でぶつかっていきたいと思います。
また、
携帯電話のメールで、
宛先に見ず知らずの人のアドレスを羅列しているケースもよくあります。
TOとCCとBCCの使い方は、組織に属したことがない人間は無頓着なような気がします。
どう使い分けていいのか、きちんと教わっていないゆえの悲劇です。
メールアドレスが丸見えのメールを送られて、嬉しい人はいるのでしょうか。
返信先も、全員に返信か、本人のみ返信か、
引用も、全文引用するか、全削除するか、
などメールの操作上のルールは、
小さなコミュニティ単位での常識、非常識の線引きが違います。
それでも、自分が望まぬ相手に望まぬ形で、
メールが読まれるのは気持ちがいいものでしょうか。
見知らぬ相手からいきなり、自分宛に特定の相手とだけやりとりした、
当人同士しかしらない話題をされて気持ちいいでしょうか。
個人情報保護、著作権といったものを持ち出すまでもなく、
マナーでは?といいたくなる部分はありますが、
そのマナーでさえ身についていない無知な人には、
こうした話はうまく伝わりません。
メールを転送する側にも問題がありますが、
メールを読む側にも問題があり、その共犯意識がざらりとした感覚になります。
何か、こういうのをどこで伝えていけばきちんと、
正しく、誰かを傷つけないようになるのか、
私は考える側でありたいと思います。
あなたは、無意識に、誰かの個人情報をもらしていませんか。
誰かに恨まれる、誰かの生活を脅かすことをしていませんか。
他の人がやっていない操作があったら、
その方法はまず疑ってみてほしいものです。
会社の中ではメールやインターネット利用について、
会社内のルールがあり、
守秘義務契約が雇い主とされていることが多いと思うため、
こういうことはあまり起こらないようになってきているとは思いますが、
さて、個人ではどうでしょう?
誰かのメールを、本人の許可なく、勝手に転送してませんか?
この罪に、明確な名前をつけてほしいです。
事例ごとの対応ではなくて。
今日は、疑問をつらつら書きました。
人とつながる道具があるばかりに、
つながりたくない、
間違ってつながっている、
そんな嫌な思いをしている人はいないでしょうか?
無断で何かすることの罪は重たいと知ってもらいたいです。
人には人格を尊重されたい、
怯えることなく安全に生きたいという思いがあるのですから。
あまり感情的にこういう話はしたくないのですが、
詳しい方がいたら、学ばせていただきたいなと思います。
インターネット上で仕事をする立場の一人として、
同じつらい思い、同じ不快感は一人として感じさせたくないと思います。
そして、無知ゆえに他者を傷つける人を、しっかりと抑止したり、
警告したり、注意喚起をしていきたいと思います。
セキュリティ対策による自己防衛は、こういうときは無力です。
他者の無知により、送信ボタンひとつ、クリックひとつで、
自分が制御できない、まるでひき逃げ事故な状態に巻き込まれます。
誰もが安心して使えるインターネットであり、メールであってほしいものです。
個人情報の漏洩や著作権の侵害は、
個人的には暴力そのものだと思っています。
決して、あってはならないことです。
では、また。