ブログを続けるコツと仕掛け

こんにちは。検索迷子です。


今日のお話は、
ブログ初心者がはてなダイアリー開設1か月で実践した、
ブログを続けるためのコツと仕掛けた方法という話、
です。


検索迷子は、今日は書けないと何度も思った。


検索迷子は今年の7月1日に開設以来、現在無休で更新しています。
7月31日のエントリーで、主にブログを始めたメリット、
8月1日のエントリーでは、ブログを続ける難しさと課題を振り返りました。
今日は、その難しさをどうやって克服し、続けてきたかを書きます。

ブログを続ける難しさと課題
http://d.hatena.ne.jp/kensakumaigo/20090801/1249138078


まず、なぜ今日は書けないと思ったかその理由ですが、
先日書いた難しさのなかで、特に、
「検索迷子を開設した目的からはずれない」ことへの縛りでした。


検索迷子に書いていることは、
過去、私が一緒に仕事をしてきた人に語ってきたことが多いテーマです。
頭のなかではストーリーが出来上がっていますが、これまで文字にしてきませんでした。


頭ではわかっていることだから、
開設した後は、なんとかなるだろうと思ってきましたが、
書くという行為はそんなにたやすいことではありませんでした。


まず、私という人間を知ってくれている人に話すときは、
職歴から「なぜそう考えるか」とか、どんな事例かとか、
私の日常のキャラクターや、言動などで総合的にその話題を理解してもらえます。


ところがブログでは、
毎日が「はじめまして」の方に向けた文章になります。
無名の書き手である、私の過去のエントリーを読む人はいないでしょう。
そのため、一日分の読みきりで、一定水準の原稿を目指していた点が苦労しました。


毎日、伝えたいテーマに向けて、過去の思考を寄せ集め、
なんとかわかりやすくするように考えて、言葉を搾り出す作業の連続でした。
過去の自分の考えを丹念に遡り、時にはつらいことを思い出す作業となり、
文字にできないという思いもありました。
でも、書くことで乗り越えたいという気持ちもありました。


何度も、ただなんてことのない雑感に逃げ込もうと思いました。
けれども、それでは自分がつまらなくなりそうでした。
検索迷子を始めた意味がなくなってしまうと思いました。
今日はどうする?と毎日自分に問いかけていました。


ブログを書くと、過去の自分から教わることができる。


毎日、帰宅してから書き出すまで、
今日は書くのやめようかなと思うこともありました。
それでもとにかく「一人編集会議」の時間をとり、
ブログを始めてみてよかったこと、学んだことを考えてみることにしました。
その時間のなかから、よし今日も書こうという気持ちに発展していきました。


検索迷子で書くことは、他の方に伝えることも重視していますが、
自分の考え癖を書き記すために、文字にすることも大切にしています。
これは、実際にブログを始めて気付いたことです。


不思議なことに、一度文字にすると、次に同じテーマを考えるときは、
過去の自分を上回ろうという気持ちになります。
同じことばかりを考えていてはだめで、
もうすこし深く、多角的に考え直そうと思うようになりました。


これまで、ただ口に出して話しているときは、
まるで台本があるかのように同じ話をしていたことが、
文字として残っていくことで、「過去の自分の考えが丸見え」なため、
それが土台となり、次の思考が始まります。


何年も、何回も、何十人にもした同じ話が、なんとブログを始めて変化したのです。
まるで、過去の自分が今の自分に、
成長しなさい、変わりなさいと伝えてくれているようでした。
これは大きな発見でした。


書いてしまうことで、自分の思考も過去になる。
自分でありながら、それを考えたのは過去の自分になっている。
そして、次はそこから始める。
この面白みに気付いて、もう少し続けようかと思うようになりました。


自分との約束、毎日続ける仕掛けを仕込む。


私がブログを始めたときから続けている、
ブログを続けるコツと仕掛けた方法は、以下の内容です。


生活リズムに組み込むために、開設時から辞めにくい方法を考えました。
これは、その日に気持ちがどんなにぶれても、
形に自分をはめるという方法で習慣化を狙ったということですね。



ブログを続けるコツと仕掛け

  1. 公開時間の締切を、24時と決める。
    1. カレンダーが毎日埋まることに喜びを見出す。一番シンプルだけど一番重視した。
    2. どんな内容でも、24時までにまとめあげると集中する。
    3. どんな内容でも、公開時間を遅らせてまでこだわりすぎないと割り切る。
    4. 時間から逆算して、文字入力と、苦手なデザイン面の体裁を整える時間を割り当てた。
  2. 毎日、クリアしたい小さな目標を持つ。
    1. 昨日できなかったことが、ブログがあるからできたという喜びにつなげる。
    2. 原稿内容が過去を上回るように、少し深く考える。
    3. はてなの仕組みの理解(はてな記法を1つ試してできるようになる、スターをつけるなど)。
    4. 初めてできたことを記録(特にデザイン面)して、できたことに喜びを見いだす。
    5. 他の人にしてもらったこと(トラックバックなど)を記録、同じことにトライしようとした。
  3. フォーマットを定型化する。
    1. 初日から、挨拶、書き出しのリード部分、最後の挨拶を統一した。
    2. 見出しを書いた時点で、ゴールが見えている状況を作り出した。
    3. 「では、明日。またここで。」と書くことで、明日も書くんだと自分に暗示をかけた。

ささいなことですが、こうした習慣を1か月続けたことによって、
夕方が近づくにつれ、さて今日はどうしようかなと考え始められます。


はてなダイアリーを始めたことで、この1か月の生活は変わりました。
今日も、この原稿を書いたことでカレンダーが埋められます。
まるでラジオ体操のスタンプみたいなことですが、
実はそういうコツコツ地道なことが、一番大事だったりするかもしれません。


書き続けることが、明日につながると信じて。


では、明日。またここで。


検索迷子