ブログを続ける難しさと課題

こんにちは。検索迷子です。


今日のお話は、
ブログ初心者がはてなダイアリー開設1か月で感じた、
ブログを続けることの難しさと課題という話、
です。


検索迷子は、開設1か月間皆勤賞、だけど。


検索迷子は今年の7月1日に開設して、7月31日のエントリーで、
主にブログを始めたメリットについて振り返りました。

ブログ開設1か月で学んだこと
http://d.hatena.ne.jp/kensakumaigo/20090731/1249052101

今日は逆に、
ブログを始めて感じた、続けることの難しさについて書こうと思います。


ブログを開設してからの課題

  1. 時間管理や、捻出の難しさ
    1. 生活リズムへの組み込み
    2. 締め切り時間を決めて、書く時間を固定する
    3. 書く内容や編集に集中するために、日頃から準備をする
    4. アウトプットの場を得て、インプットの時間が削減された
  2. テーマ選びや、内容の深度の難しさ
    1. 誰かにとって役立ちそうな内容選び
    2. フロー媒体として、一日1テーマ読み切り型にする
    3. 核としたテーマから脱線しない
    4. 専門的に書くか、一般化して書くかの深度
    5. 職歴を明示できないことの制限による制約
    6. 誰に向かって、どこまで伝えるかの設定
  3. 書くこと以外を理解する難しさ
    1. はてなダイアリーの独自ルール(管理画面、はてな記法はまぞうなど)
    2. はてな全体のサービスの理解(アイコンの意味、自分のブログの露出経路など)
    3. ブログで当たり前とされるルール、他の利用者に失礼のないマナーの理解

ブログを続ける目的は何かと、常に問いかける。


ざっと思いつくだけで、課題として思ったことはこれだけあります。
いくつか補足をします。


私は検索迷子を始めるにあたり、初日だけは原稿を用意していましたが、
それ以降は毎日、仕事を終えてから書いています。
ブログ開設前に、自分が決めていたことは

  • 最低二週間は毎日書く
  • 在籍した社名やサービス名は書かない

でした。


特に二つ目が、一番しんどい制約となりました。
インターネットサービスのことを具体的に語ろうとしたとき、
携わっていたサービス名を書いて説明できれば俄然話が早いことを、
具体的に書けないばかりに、説明がぼやけてしまうジレンマがありました。


また、二週間続けるということは、
当初は、生活リズムへの組み込みということが大きかったのですが、
数日経過して、その理由が変化していきました。


それは、
アウトプットすることへの恐れ、
こんな内容は無意味かもという気持ちを克服する、ということでした。


検索迷子は、ごく少数しか開設を周囲に伝えていません。
特に開設当初は、
誰か特定の閲覧者がいるわけではなく、闇に向かって書くような気持ちでした。


開設してみて、
思ったより反応があるけど、爆発的には反応がないということに、
使っている時間に見合うのか?という気持ちもありました。


読まれたい、自己顕示したいという、へんな色気とかではなく、
とにかく、今、自分は何を考えているか文字にしよう、
どんな内容でも書こう、続けようと思いました。


自分が目指すものは、大量のブックマークを集めることではなく、
私がやりたいことは、
「検索迷子を減らす」ために書くという目的を、見失ってはならないと思いました。


たった一行で語れることを、詳細に書く大変さ。


目的を見失わないため、
検索迷子では、たった一行で語れてしまうことをあえて、
しつこいくらいに細かく書いています。


私は日頃から、アイディアをノートに書いていて、
当日、PCに向かう前にノートに向かって「一人編集会議」をします。
そのときに、たった一行で言える結論がもうできあがっています。


それが、検索迷子の書き出し部分です。
ここだけを、シャープにコンパクトに書くことも可能かもしれません。
でも、検索迷子経路を明らかにするために、
あえて、結果までたどり着ける経緯をひたすら書きます。


それは、私が書くということの差別化でもあります。
多くのブロガーの方たちの、切れの良さや情報感度と張り合っていては、
当然読み手には面白みがありませんし、そもそも勝ち目のないことです。


勝ち負けではないのですが、同じ土俵にあがろうにも、
インターネット業界のことを的確な視点で書ける方たちは、
母数が圧倒的に多く、新規で参入できる実力もないと思っています。


どんくさいくらいの、いらいらするくらいの迷いにいる人、
それを代表する私自身の失敗、
インターネット上で検索迷子のうろうろする様子、
そこを書く人が一人くらいいてもいいと思っています。


他にも検索迷子で書いているような失敗談や、
ナビゲーションのわかりにくさの指摘や提案を、書かれている方もいるでしょうが、
「インターネットサービスの作り手の経験がありながら、検索迷子」という、
鈍い人はそんなに多くないと思っています。


また、
「検索迷子を救うため毎日数字を分析して、
機能改善を提案、テスト、実装をして、実際に検索迷子を減らしてきた」という経験も、
ごく一部の人しかできないで、書ける人が少ないことかと思っています。
たとえば、以下のような「たった一つの改善で、翌日数倍の効果が出た」話などですね。

検索窓はサービスの顔
http://d.hatena.ne.jp/kensakumaigo/20090704/1246718734


検索迷子という名前を考え出して、IDを取得したときから、
自分の目的はこれだ、ここから脱線してはいけないと自分に宣言したようなものですね。


ブログを続けていくためには、
まだまだ乗り越えなければならないことが多くあります。
検索迷子は1か月続きましたが、それでも苦戦しています。


次回は、ブログを続けるモチベーション維持について書こうと思います。



では、明日。またここで。


検索迷子