デザインテーマがくれた最後の一押し


こんにちは。検索迷子です。


今日のお話は、
はてなダイアリーを始める勇気を、
デザインテーマからもらったという話、
です。



■開設日は決めていたけど、迷いがあって直前に立ち止まる。


検索迷子は、私がインターネット業界に足を踏み入れた7月1日に開設すると、
数週間前から決めていました。


何のために書いていくか、何を書いていくか、
誰に向かって書いていくかを、かなり具体的にイメージしていました。
開設前は、まるで一人でインターネットサービスを立ち上げるかのように、
公開日に向かって予定を消化しているような気持ちでした。


ところが、
IDも取り、原稿も書き、あとは開設するだけという段階で、
直前になって猛烈に不安になってしまったのです。
IDを公開して書いていくなんて、自分にはできないかもしれない、
開設すべきではないかもしれないと思いました。


検索迷子を始める以前、
私は開かれたインターネットのコミュニティーサービスに、
IDを公開して何かをしてきたことがありませでした。


過去、仕事でインターネットサービスを運営する側にいたため、
初心者の利用を促進する紹介ページを作ったり、
利用者数を分析して機能改善を提案していたこともあります。
だから、メリットもデメリットも、頭ではわかっていたつもりになっていました。
でも、自分は当事者ではなかったのです。



■伝えたい対象がいる。それが励みに。


私には検索迷子で書いていくことを、読んでほしい対象がいました。
だから、ここで辞めてしまっては、伝えたいことが届かないと思いました。
心で思っているだけではだめで、文字にしなければと思っていました。



それで、不安はあるものの気分転換にと、
はてなダイアリーでデザインテーマを選ぶことにしました。
デザインよりも中身で勝負と思っていたため、実はデザインは何でもいいと思っていました。
準備をしていたわりには、実はデザインを全く考えていませんでした。
何かデフォルトで利用できるものでいいやと軽く考えていました。


そのため、このときまでデザインはせいぜい数種類しかなく、
誰のを見ても代わり映えがしないという偏見がありました。
ところが実際に見てみて、思った以上にデザインがあって驚きました。



■デザインテーマに心を動かされた。


最初は、デザインテーマをぱらぱらとただ見ているだけが、
次第に、ここで検索迷子を書いたらどうなるかな?
という主体的な心の動きに変わっていきました。
デザイン選びによって、検索迷子を始める心の準備がだんだんとイメージ化されて、
デザインを選ぶのが楽しくなってきたのです。


そして、
検索迷子をここで書きたい!という決定打となったのが、
現在使用している「Foto-purple」を見つけたときでした。


ちょうど、梅雨の時期ということもありましたが、
私はもともと、お花のなかで一番、紫陽花が好きなのです。
この紫陽花のデザインのページに、
毎日自分の書いた文章をアップできるなんていいなぁと、
テンションが一気にあがりました。



■デザインテーマの作成者のお人柄に触れて。


また、このデザインテーマを作成された、
はてなスタッフid:tikedaさんのページを見つけて、
とてもやさしい絵を描き、きれいな写真を撮る方だなと好感を持ちました。


デザインテーマの作成者の写真撮影のエピソードに触れたことによって、
デザインがより生き生きとして見えました。
よし、ここではてなダイアリーを書いていこう、
大切にこのデザインテーマを使わせてもらおうと思いました。


http://d.hatena.ne.jp/tikeda/20090210

Diary Theme


id:tikedaさん、ありがとうございます。
このデザインテーマがあったから、
はてなダイアリーを始めることができました。
作り手の思いが伝わる紹介ページも、とてもいいと思いました。


デザインの持つ力は偉大ですね。
このデザインテーマを見つけたことで、
開設準備をしていたものの、最後の不安を拭い去れなかったのが、
一気によしやろうと思えたのです。


伝えたいことがあるとか、そんな格好つけた理由ではなく、
ここで文章を書きたい!と心が揺り動かされました。
一瞬で迷いが消えて、「開設する」ボタンを押すことができました。


デザインのセンスは、自分にはまるでない能力のため、
私はデザイナーの方を尊敬してしまいます。
視覚的に開設後をイメージさせてくれて、
はてなダイアリーで何をやっていこうか夢をふくらませてくれて、
何かの実現に希望を与えてくれます。


自分がサービスの作り手だったときも、
デザイナーの方にたくさん助けていただきました。
文字とか機能だけでは伝わらないものを形にしてくれる、
とても大切な役割で、デザイナーの方は本当にすごいなと思います。


検索迷子も、内容が今ひとつでも、
見た目が何割かデザインの力でアップして見える気がします。
紫陽花の季節はもう終わりですが、このデザインテーマを使い続けます。



■紫陽花の花言葉


最後に少し脱線しますが、
紫陽花が好きな方のために、私が好きな花言葉のページをご紹介します。

http://magnoria.at.webry.info/200605/article_42.html
magnoria - 紫陽花の花言葉「ひたむきな愛情」「高慢」


アジサイは、咲き始めからだんだんと花の色を変えることから、移り気な花と呼ばれていますが、これは心変わりからではなく、美しくなるための試行錯誤のような気がします。
 現に、いちど地面に根を張ったアジサイは、冬の間は枯れたように見えながら、春になると再び、強い生命力で新芽を伸ばし、緑の葉を広げます。そしてその花たちは、日々美しくなるために色を変え、それでも満足せずに、また、色を変えていくのです。(中略)
(「花ことば物語」(こうむら・ゆみか 西東社 1994)より)


紫陽花の色の変化は、移り気だからではなく、美しくなるための試行錯誤。
それが、私が紫陽花が好きな理由です。


検索迷子も、
インターネットという場で迷いながらも、
もっといい内容を伝える努力をしようと思います。



では、明日。またここで。


検索迷子