こんにちは。検索迷子です。
今日のお話は、
リンクアイコンの意味を違って覚えていたため、
ココログ講習会で使い方を教わって大感激した話、
です。
■リンクアイコンは、使い道のない「ただの絵」だった。
私は、現在はウィンドウズを利用していますが、
かつての職場ではマッキントッシュを使っていました。
逆に今では、マッキントッシュを全く利用していません。
ウィンドウズを利用して何年も経過し、
日常業務には全く支障がないと思っていましたが、
ココログの講習会で、
マッキントッシュを使っていたばかりについた知恵による、
大きな誤解に気付いたことがありました。
それは、リンクアイコンの意味です。
たとえば、以下のような例です。
私は、このようなリンクがこれまでできませんでした。
マイクロソフトのエクセルや、ワードでは、
ハイパーリンクを利用していましたが、
検索迷子を始めたときに、文字をどうやってリンクして、
URLと関連づけたらいいのかがよくわかりませんでした。
リンクは使いたい機能だけど、
当面使わないからいいかとあきらめていました。
ココログの講習会で、
それが管理画面のチェーンの絵柄のリンクアイコンを使えば、
とても簡単にできることがわかりました。
教わったのは、以下のような内容です。
http://cocolog.kaiketsu.nifty.com/faqs/17262/thread
ココログサポートトップ≫記事の投稿/管理≫記事の投稿≫記事中に他のサイトへのリンクを張るにはどうしたらいいですか?
実はあまり簡単すぎる機能のせいか、
講師の方の説明もあっさりとしていたため、
説明が一瞬で終わってしまいました。
ここは、講師の方のレクチャーをモニターで見るだけの、
簡単と思われていたパートのようでした。
ところが、私は今見たばかりの、講師の先生が操作が信じられず、
かえってぴんとこなくて手を挙げて質問してしまいました。
このパートは、当日利用したマニュアルにはありませんでした。
あのー、今の操作は、
ココログの文字に、ココログのトップページURLを仕込んで、
ココログというアンダーライン表示部分を押せば、
トップページにジャンプするということですか?
講師の方は、
だから、今そう説明しましたよ、という表情を一瞬だけされました。
もちろんすぐに、やさしく、はいそうですよ、と言ってくださって、
私以外にも理解できていない受講者もいたため、
ふむふむという空気になったのが救いでした。
知っている人にとっては基本中の基本かもしれませんが、
リンクボタンだけで、その仕上がりをイメージできない人もいたのです。
質問してよかったと思いました。
ところが、私が念押しして聞いたのには、別の意味があったのです。
なんと、
私のこのリンクボタンをずーーーーっと違う意味で理解していました。
そのため、このリンクボタンを一度も押したこともなく、
むしろ、いらないボタンだと思っていたのです。
私がこのリンクボタンをよく目にしていたのは、
フリーメールの下書き画面でした。
一日何回も見ている画面のちょうど真ん中あたりの、
押しやすそうなポジションにそのアイコンはありました。
でも、私にとっては、無駄なアイコン扱いでした。
■アイコンが、目印の意味をなさないこともある。
さて、なぜこんな誤解があったのでしょうか。
その誤解の原因は、講習会のときにすぐわかりました。
私にとって、そのチェーンの絵柄のアイコンは、
長年に渡って違う意味を持っていたアイコンだったのです。
マッキントッシュ時代に利用していた、
編集ソフト「クォークエクスプレス」では、
そのチェーンの絵柄のアイコンは、
「テキストボックス同士を連結する」ためのものでした。
以下をご参照ください。
http://www.ne.jp/asahi/musashino-bunka-doh/atsumi/design/quark_ht/box_text.html
武蔵野文化堂
クォークエクスプレスで生き残れ!
つまり、複数段組のときとか、文字あふれをしたときとか、
テキストボックスを複数作成したときに、
テキストボックス同士をひもづけるための機能アイコンだったのです。
リンクはリンクですが、意味が少し違いますね。
ジャンプ先は、外部サイトではなく、
ドキュメント内のテキストボックス同士になります。
私は、これを一時期、業務で毎日使っていたため、
メールの下書き画面のリンクアイコンも、
はてなダイアリーの下書き画面のリンクアイコンも、
使い道のないアイコンだと思っていました。
こんなに、頻繁に使えそうで、よく目にする、
リンクをひもづけるための機能アイコンを、
全く違うものだと思いこんでいたため、
なにか難しいプログラムが必要なのだとばかり思っていました。
その思い込みによって、
ヘルプを読んだり操作をしようと思ったことがありませんでした。
アイコンの意味が違ったことがショックでしたが、
ココログ講習会の最大にして、最高の収穫でした。
これを知ったときは、本当に嬉しかったです。
ココログさん、ありがとう!
■はてなのアイコンに毎回、戸惑う。
このチェーンアイコンだけに限らず、
アイコンがわかりにくい、
誤解を招いてかえって混乱する例はいくらでもあります。
たとえば、
はてなのアイコンは、基本的に同じブルーに白文字ですが、
私はいまだになじめないものがあります。
ということは頭では理解していますが。
アイコンだけだとすぐに判断できずわかりにくいのです。
なぜなら、はてなはトップページで、
「はてなダイアリー」というサービス名称よりも、
「ブログ」であることを全面に出したデザインにしています。
サイト上部の左上の一番視線がいくところで、
「ブログ」が、はてなにある、という刷り込みが行われます。
そのままの頭で、
ブログ、ブログ、と思いながら、はてなダイアリーを使っていると、
アイコンがDというより先に、
Blogだから、Bかなという偏見が生まれるのです。
はてなのブログだからB、という思考になっていきます。
また、私は当初、
はてなブックマークは、
トップページのデザインから、B!(ビックリマークがつく)で、
はてなダイアリーが、B(ビックリマークなし)のみだと思っていました。
今では区別がつきますが、
毎回、頭のなかで、これはこれでと変換を考えてしまいます。
はてなのアイコンは、
統一感があるという点では美しいと思います。
ただ、
色が同じなため、白抜き文字も見なければサービスの区別がつかず、
一般的には、アイコンは絵だけで理解させるものですが、
文字を読む時点でアイコンとしての機能、
瞬時に把握できるかはどうなのでしょうね。
また、
サービス名称と機能名を混在させていることから、
正式名称が利用者に定着しないときは、少し使いにくいですね。
これについては、検索迷子の過去のエントリーでも触れています。
http://d.hatena.ne.jp/kensakumaigo/20090702
アイコン1つでも奥が深いですね。
私はデザインする側ではないため、詳しくはわかりませんが、
間違いに誘導されやすい検索迷子としては、
同じアイコンは同じ意味にしてほしいとか、
もっとわかりやすくしてほしいとか、
気付いた範囲で書いていこうと思います。
そういうものだって、覚えろといわれてしまえば、
元も子もないのですが、
インターネットサービスの利用者に学習を強要するのは、
作り手だった一人としては、最小限であるといいなと思っています。
では、明日。またここで。
検索迷子