普通はこう、なんて

こんにちは、検索迷子です。


今日は七夕。
と言っても、実はまるでピンとこない。


北国育ちの自分にとって、
七夕は8月7日の行事だ。
だから、生地を離れて初めて、
日本には、七夕が2回あることを理解した。


織姫と彦星は、いったい、
どの日に出会うのだろう。


似たような違和感に、
桜の時期がある。
子どもの頃、桜は春の遠足の時期だった。
それも、こよみで衣替えが終わった時分。


テレビやマンガ、カレンダーで、
卒業式や入学式など、
春の象徴とされているのを眺めて、
不思議な気持ちがした。


ああ、日本は縦長な島国で、
桜も季節が違うんだな、
桜前線が北上するそのかなり先端に、
自分が生まれた場所はあるのだなと思っていた。


いま、3月くらいから開花宣言があり、
桜は春、それにも慣れた。


こうして、
全てが画一化できないものを知ると、
ものごとに、
普通はこうでしょ、これが常識でしょ、とは、
なかなか怖くて言えない。


平均的な認識は、そうだけど、
それを普通としない人も少なからず存在する。


この、違いを認めて、
他人に自分の意見を押し付けない、
相手の普通を理解する、
ということは、私の原点にある。


普通はこう、なんて怖くて言えない。
常識でしょなんて、法の下にないことなら、
まるで言えない。


違いを持つ他者を受け入れる。


七夕一つで、そんなことを考えた。


にしても、
ドリカムの歌に、7月7日、晴れ
があるが、どうやら、
私の住んでいる地域は雨模様だ。


織姫と彦星は、
来月、北上して再会できるだろうか。


では、また。