茨木のり子 六月

こんにちは、検索迷子です。


六月になると思い出す詩がある。
茨木のり子さんの「六月」だ。


過去に紹介したことがある。
http://d.hatena.ne.jp/kensakumaigo/20120701/


先日、茨木のり子展に行った際、
茨木さんが、月刊雑誌の装苑に1964年1月から、
1966年12月まで詩の連載をしていた。


この、六月の詩は、
六月号の今月のうた、
という扱いで、
当初は無題だったのでは?と思った。
http://d.hatena.ne.jp/kensakumaigo/20140607/p1


ああ、だから、ピンポイントで六月を書いた詩なのかと、
妙に合点がいったが、
書き下ろしか、過去の作品の掲載か、
そこまでは調べきれていない。


どこかに美しい村はないか、
で始まる一編は、
何度読み返しても、
情景が浮かぶ美しさだ。


茨木のり子展に2年分の連載が、
パネル展示されており、
約半世紀経過した今見ても、
写真と詩の組み合わせがスタイリッシュだ。


美しい言葉に、美しい写真、
これごと出版してほしいくらいだ。


茨木のり子展は、6月29日で終わる。
美しい村のような世界観を、
もう一度見に行こうか。


では、また。