こんにちは、検索迷子です。
女優というと特別に選ばれた人で、
俗世間とは無関係に生きていそうな気がする。
でも、人は職業によって普通の生活がなくなるわけではない。
普通に暮らし、普通に悩み、
普通に一人の人間として生きている。
その根っこは同じなのだと思った本がある。
それが、『デブラ・ウィンガーを探して』、
ロザンナ・アークエット著、河出書房新社刊だ。
- 作者: ロザンナアークエット,Rosanna Arquette,中川紀子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2003/06/26
- メディア: 単行本
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34人の女優はそれぞれに自分の言葉で、
自分の体験で、自分の道を振り返る。
それは特別にきらびやかでないことだってある。
普通の勤め人が感じるような、
そういう感情だってある。
見られる側にいるという点では大きく違うが、
悩みの質が大きく違うこともないんだと思った。
何をそこから自分は得られるだろうと思いながら、
むきだしの感情に触れる面白みを感じる一冊だった。
共感もし、違うなとも思いつつ。
もともとは映画なので、
映像で見るほうがずっと面白いだろうが、
本ならではの楽しみもあった。
では、また。