探そう、仕事の、歓びを。

こんにちは、検索迷子です。


テンプスタッフ代表の篠原欣子(しのはらよしこ)さん著、
『探そう、仕事の、歓びを。』あさ出版刊を読了した。

探そう、仕事の、歓びを。

探そう、仕事の、歓びを。


篠原さんのことは、
先日『小泉進次郎の話す力』『元気のバイブル』で紹介した、
パフォーマンス学を研究している佐藤綾子さんが、
折にふれて素敵な女性と紹介していたため関心を持ち、
著書を手にしてみた。


佐藤さんのようなパワフルな女性が、
さらに賞賛する方とはどういう方なのだろうと思った。


本書は3つの切り口から読める本で、
どの視点を吸収したいかによって、感じ方も変わってくると思った。


一つは、起業家としての視点。
会社を興すということの苦労と面白みがわかる。


二つ目は、女性が生涯を通して働くということ。
時代背景や、女性ならではの働き方への考えなどがわかる。


三つ目が、人材派遣業ビジネスの経営者として視点。
人材派遣業がなぜ普及し、必要とされているのかがわかる。


こうした視点やエピソードを織り交ぜながら、
仕事とは何かを問いかけてくれる。


特に、どこかに適職はあるはずだ、というのは例外で、
目の前の仕事に全力投球をしていれば、
チャンスはパチンとやってくる、というメッセージは、
著者の経験からするとうなづける。


1973年に創業したテンプスタッフは、
2006年に東証一部に上場した。
篠原さんは、アメリカのフォーチューン誌が選ぶ、
世界最強の女性経営者に連続で選出されている。


そういう実力を兼ね備えた人の経験のなかに、
今の自分が置かれている立場で参考になるエッセンスが、
きっと見つかるような気がする。


今の自分のステージが、
篠原さんのどの時期だったのか、
そして、自分が今何をしたらいいのか、
没頭する時期なのか拡大させる時期なのか。


どこかに適職はあるはずだと、きょろきょろする前に、
今の自分のことをもう少し理解してみたほうがいいかもと思った一冊だった。


では、また。