ターゲットのミスマッチ

こんにちは、検索迷子です。


昨日、たまたま買い物をした先で、スピードくじを引いた。
普段くじ運が悪いにも関わらず、そのときは一等の商品が当たった。


ラッキーと思ったのもつかの間、それは自分にとっては全くいらないものだった。
明らかに子供向けの商品で、しかもものすごく大きくて、
いらないと断ることもできず持ち帰った。
できれば下の等の商品に変えてもらいたいくらいだった。


ちょうど小雨が降りかけていて、余計に荷物が邪魔に感じられた。
どこかに放置できるものでもなく帰路についていると、
向こう側からベビーカーを押すお母さんと、
野球のジュニアリーグのユニフォームを着た少年に会った。


何の面識もない人だけど、ためしに声をかけてみた。
くじで当たったけど、お子さんが好きそうなものだから、
良かったらもらってくれませんかと言ったら相手は面食らっていた。
そりゃそうだと思った。


でも、男の子がそのキャラクターが好きで、
欲しいと言ってくれて、無事その品物を受け取ってもらえた。
私にとってはゴミ同然のものが、やっと正しいターゲットの人に届いて、
良かったと思った。


たかがくじだけど、こうやってターゲットを絞らない、
無差別の抽選ものって結構無駄があるのかもしれないと思った。
いくら以上購入したから一律で引けるというだけでは、
そのプレゼントをもらう相手を誤ってしまうことがある。


たまたま自分のものは引き取り手がいたけれど、
ただでもいらないものがある、そうつくづく思った。
むしろ、大きい荷物で迷惑にすら感じていたら、
キャンペーンの効果は台無しだ。


ターゲットを設定して、
届くべき対象に喜んでもらうことをしなければ、
プランを考えた人たちの時間も労力も水の泡になる。
ミスマッチって怖い。
そう思う一件だった。


くじにあたったばかりに、ゴミをもらった気分になるなんて、
このキャンペーンに関わった人はまさか思いもしなかっただろうと考えると、
なんだかなぁと思ってしまった。


受け取ってくれた男の子が気に入ってくれたことだけが、
せめてもの救いだし、
逆に私はプレゼントをしていい気持ちになれた。


ミスマッチをしないような、ターゲットの絞込みの大事さを、
こういう小さな経験で実感した。
どうやったら、届くべき人にきちんと届いて効果がでるか。
フローを含めて考えないといけないなと思った。


では、また。