それぞれの思惑

こんにちは、検索迷子です。


利用している訳ではないのに、
一緒に何かをするときにメリットを提供しにくい相手がいる。


相手の専門性を一方的に借りるばかりで、
言葉をかける以上にお礼はできず、
金銭的なメリットや、
継続的な何かを保証できるものが何もなかったりする。


社内の人間であれば、さして問題にはならないが、
私的な知り合いだったり、
仕事上でのパートナー会社だったりすると、
とても気を遣う。


このまま、この先、何の見返りを約束することなく、
相談だけしていていいのかと苦しくなる。


与えてもらうばかりで、
与えられない関係になると、
すまない気持ちが先立ち、相談するのが怖くなる。


好意でずっと何かしてもらえるほど、
人格者でも権力者でもないゆえ、
どこまで頼りにできるのか、常に不安がつきまとう。


なぜ協力してくれるのか、
その思惑は一人ひとり違う。
相手の真意、メリットを無視して、
私益に走るわけにはいかない。


思惑なんてお互い知らずに、
純粋にいいものづくりだけに集中できればいいのに。
仕事を軸に集まる集団には、
そんなボランティア精神は的外れな願いだ。


思惑を調整して高いパフォーマンスを発揮してもらうのも、
自分の仕事の手腕として問われてくる。


自分のことだけでなく、
思惑の渦に巻き込まれることなく、
結果が出せればいいのだが。


相談だって、相手の時間を奪うことだから。


では、また。