その、いつかはいつ来るのか

こんにちは、検索迷子です。


片付け物をしていると、驚くほど、
いつか使うかもと思って溜め込んでいるアイテムの多さに気づく。


同じアイテムを複数持っていたり、
いつか出かけるときのために、いつかの旅行のために、
いつかの何かのためにと使う当てのないものばかりがある。


でも、そんないつかなんて、来ないということがだんだんわかる。
自分の行動パターンや、思考回路を考えると、
そのいつかのためにとっておいたものを忘れて、
必要なときにまた入手しかねない。


でもごくまれに、そのいつかがやってきて、
ストックしているものが役立つことがある。
という経験をしてしまうと、また処分がしにくくなる。


いつかがやってきても、それはその年代の自分には、
もう似合わないものかもしれない。
たとえば、随分昔に買ったサングラスなんて、今はもう使わないだろうなと思う。


少しずつ、昔の自分の遺物を、
今の自分にあわせるために、不用品を売ったり、捨てたりしている。


そうすると開いたスペースの分だけ、晴れやかな気がする。
ここで気を抜いて新しいものを買わず、今あるもので十分なんだと思おう。


もし、いつかのためにとっておいてあるものが、
また必要になったら、それをそのとき買える自分であればいいなと思う。
おまけでもらったものなら、もともとはタダだから平気で捨てられる。
でも、高額なものほど、思い出があるものほど捨てにくい。


それでも、捨てるとすっきりする。


昔、コレクションしていたものがあり、
あるときそれを数個だけ残して、一気に売ったことがあった。
一時期、それがほしくて働いていたようなものだったのに、
手放そうと決めたら気持ちが楽になった。
維持するために気を使わなくていいのだと思った。


どこかで、何かを捨てる。
いらないものに囲まれて暮らさない。


いつかのために、場所はいらない。
今、いるものだけ。
今の自分に必要なものだけでいい。


そんなことを考えながら、ぽいっといろんなモノを捨てようと思う。


では、また。