こんにちは、検索迷子です。
どんなサイトを毎日見ていますか。
どんなサイトが好きですか。
チームでデザイン案が煮詰まると、この話題になる。
いいサイトって、なんだろうと考えたとき、
一人の利用者として、無意識に毎日見ているものは、
実はごく少数のサイトである。
私自身、いくつかの仕事の業務そのものが、
Webサイトそのものを見ることが中心で、特に新しいサイトを見ることが多かったため、
一日大量にサイトを見るのがごく当たり前のことだった。
新サービスの発見の速さにこだわり、新技術を知るのが日常の当たり前のことだった。
ところが、転職して仕事が変わり、打ち合わせが増えて、
新サイトの立ち上げに必要な特定ジャンル以外のWebサイトのみしか、
業務中に見られなくなった。
ネットサーフィンする時間がまるでなくなった。
ニュースサイトすら見る時間がない。
そんななか、毎日定点観測しているサイトは本当にごく少数になった。
裏を返せば、私の生活にはこれだけのサイトでよかったのかという発見にもなった。
今、私はチームメンバーとともに、
偶然同じサービスの公開準備に関わっているが、
指向性はまるで違い、年齢も性別も家族構成も、
趣味も余暇の過ごし方もばらばらだ。
つまり、同じチームということ以外に、何ら共通項がない。
自分たちはときどき、サイトデザインやナビゲーション、
好ましいとする機能が異なるために、議論がかみあわなくなる。
そんなときは、何のサイトをよく見てるか、
何のサイトをイメージしてるかと、既存サイトの名前を出しながら話をする。
意外なほどに、同じサイトを見てないことに気づく。
個人としてよく利用するサイトは、会社とは違う素の自分がでる。
だから教えあうのは恥ずかしい。
でも、ギャップを埋めるには、
自分の気に入ってるサイトを伝えあうのが言葉よりも、
サイトであるほうが有効なコミュニケーションになることもある。
かっこいいという一言で、いかにイメージギャップが生まれるかは痛いほどわかった。
言葉では伝わらないとき、視覚に訴えて同じものを見るに越したことはない。
好きなサイト、ありますか?
そのサイトの何が好きですか?
と、いろんな人に聞いて回りたくなるくらい、
膨大なサイトから選ばれる秘訣を知りたいと思う。
誰にプライベートで使ってもらえるサイトになりたいのか、
何がいいサイトなのか、探して探して探し続ける。
いつも無意識に見ているサイトに、
私自身が望む機能やテイストが詰まっているのだろうか。
普段無関心なジャンルのサイトほど、
好意的に受け入れるか拒絶反応を示すか、わかることがある。
まっさらな状態で、まっさらな心で、
誰かにとって、いつも見ているサイトとなれるよう、
いいサイトを見ていこうと思う。
あるいは、こうはなりたくないという反面教師サイトでも得るものは大きい。
では、また。