こんにちは、検索迷子です。
今、ごく当たり前にインターネットを使って検索をしているが、
この場所にくるまでの歴史の変遷を忘れてはならないと思う。
自分が関わり始めた時代は、
ホストコンピュータとか、オンライン処理と、
本当に原始的なことが混在している時だった。
パソコンで何かするなんて、ごく一部の優秀な人の限られたことのようで、
魔法のような操作に見えたりもした。
私は、そんななか、決められた手順を決められたとおりにやるだけの要員だった。
高価なパソコンを壊さないように、操作をしていた。
そして、インターネットをビジネスとして考える部隊が社内に現れ、
今、ごく当たり前のように、事務機器の一つのようにパソコンは存在している。
情報検索の歴史−日本語処理を乗り越えて−
緒方良彦さんの本は、読みこなすには正直難しく、
キーワードもなじみのないものもある。今役立つ本という性質のものではない。
情報検索の歴史―日本語処理を乗り越えて (日外選書Fontana)
- 作者: 緒方良彦
- 出版社/メーカー: 日外アソシエーツ
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それでも、情報検索が過去こういう出来事により現在があると知ることは、
今現在、検索に関わる人間としては、とても考えさせられる。
このなかに込められた歴史には、これからの検索の未来を考えるときに、
読み落としてはいけないものがあるような、そういう気持ちにさせられる、
貴重な一冊であると思った。
新しい技術だけを追いかけるのではなく、過去から学ぶこともあると思った。
では、また。