学会発表のプレゼン技術に学ぶ

こんにちは、検索迷子です。


プレゼンをする機会が増えて、
その手法に関する書籍をいくつか目を通している。


他の人に勧められて、いいと思った本に、
『これから学会発表する若者のために−ポスターと口頭のプレゼン技術』があります。

これから学会発表する若者のために -ポスターと口頭のプレゼン技術-

これから学会発表する若者のために -ポスターと口頭のプレゼン技術-


この本は、研究者である酒井聡樹さんの著書で、
学生向けに書かれていますが、
プレゼンに必要な要素がすべて盛り込まれていて、
社会人が読んでも、体系的に記述されているためとても参考になります。


内容に関しては申し分はないのですが、残念な点が二つあります。
一つは、
amazonの商品の説明にある、著者からのコメントが、
本書の目次よりももっとわかりやすく、本書の全貌を見せてくれている点です。


本書の目次を簡略化して要約してあるのですが、
本書が詳しく目次がつけられている分、全体像を初見で描きにくいと思いました。
そこで、amazonの著者からのコメントを見ると、
コンパクトに書かれているため、本書の良さがダイレクトに伝わってきました。


もう一つは、表紙の写真の古めかしさです。
私は人に良書と勧められたので本書を手にしましたが、
そういう情報がなければ、この表紙デザインでは手にとらないと思います。


酒井さんの著書は他にも、
『これから論文を書く若者のために』もありますが、
こちらも同様に表紙が残念です。


ちょうどこの本を勧められた頃、大学に論文を出す必要があり、
かなり参考にした一冊ですが、その時も表紙が惜しいなと思っていました。

これから論文を書く若者のために 大改訂増補版

これから論文を書く若者のために 大改訂増補版


論文やプレゼンの内容についてプロである方だけに、
あと一歩、表紙にこだわり、人をひきつけることに貪欲になってほしいと思いました。


中身が良くても、まずは本を手にされなければ、
良さは伝わりませんからね。


と、わずかな不満点を書きましたが、
書くことや発表する場がある人にとっては、二冊ともとても役立つ本です。


なお、酒井さんご自身がamazonに書かれていますが、本書は、

PowerPointの使い方といったことを解説した本ではありません。あくまでも、プレゼンの中身に関わることを解説した本です。

ということなので、お間違いなく。


何を書くか、どう伝えるかを考える補助となってくれる本です。


では、また。