SMAPさんとパラリンピックと壁画

こんにちは、検索迷子です。


2020年の東京パラリンピックに向けて、
事務機能強化を目的とした共同オフィスが、
東京都港区の日本財団ビルにオープンした、
というニュースは、いろんな観点から感慨深かった。


個人的に昨年から、2020年のオリンピック、
特にパラリンピックに向けて何かできないかと、
少しずつ行動をしていたのだ。


たとえば、視覚障碍者のかたが中心の、
バリアフリーの映画上映会に行って副音声のみで
映画を「耳で聴く」ことを体験したりした。
練習ではあるが、映画字幕を自分で作る体験もした。


また、障碍をもつかたたちのパフォーマンスイベントで
ボランティアのお手伝いをしたり、
パラリンピックを盛り上げていこうとするかたの、
お話も伺ったりした。


そのほかにも、他国のパラリンピックをお手伝い
したかたの講演会に行ったりと、
2020年の東京という都市を変えるお手伝いの可能性を
ずっと探していて、機会を広げようとしていた。


それ以前の自分は、はずかしながら、
震災後ですらボランティアをしたことはなかったが、
そういう利己的に生きてきた自分を変えたいという
気持ちがずっとあった。


だから、
2020年に向けて個人として役立てる何かがあるのではと、
心が動き、行動をするようになってきた。


それも単発のお手伝いではなく、
あと5年準備をすることによって、
よりプロフェッショナルな立場でやれることが、
もっとあるのではないかと思っている。


という活動を細々としてきたなかで、
まさかのSMAPさんのニュースで、
本当に気持ちが上がる出来事だった。


それから、草なぎさんが、
29日に東京・駒沢オリンピック公園で開催される
パラ駅伝inTOKYO2015」の応援に駆けつける話をされていたが、
ここは自分にとって思い出深い場所である。


ちょうど一年前、ここで開催される予定の
ラソン大会に出ようと思っていた。
申し込みもして、
日々走り込んでトレーニングをしていた。


学生時代に陸上をやっていたが、
本格的に道具をそろえて走るのは社会人になって
初めてのことだった。
ここでマラソンのカンを取り戻して、
レーニングをつめば、2020年にはパラリンピック
伴走者として走れるかもと漠然と考えてもいた。
その役割でなかったとしても、
競技のお手伝いができないだろうかと思っていた。


でも、大会直前に走り込みすぎて足を捻挫した。
そして、しばらく楽観して病院にいかず、
行ったときには松葉杖の訓練をして帰宅するほど、
足を固定しなければならない腫れた状態で、
走るどころか日常生活にも支障をきたした。


ということもあり、ちょっとほろ苦く、
でも、もう一度いつかはトライしたいと思う、
レースの場所だったのだ。
とはいえ、一度大けがをしたため、
今年は見送ることにしたのと、実はなによりも、
それ以来、本気で走るのが怖くなり、
レーニングもやめたきりとなっている。


SMAPさんのニュースが、
再開のきっかけとなるかもしれないが、
こればかりは少しわからない。


ここまでつらつら書いてきて、
今後もこの話題を書くだろうと思うので、
一つだけどうしても書きたいことで締めようと思う。


実はスポーツそのもののことではなく、
香取さんの壁画についてだ。


香取慎吾さんが「i enjoy!」をテーマに、
サポートセンターのエントランス壁画を制作し、
それがお披露目されていたが、
一部のネット報道でそれが金メダルなどを
モチーフにしているとあったが、
私は、「色」が気になっていた。


あの巨大壁画には、大きな丸が6つある。
そして、そのうち5つは、
SMAPさんのメンバーカラーと言われている
色のように見えた(赤とピンクが少し色味が
私が観たものではわかりにくかったので、
断定していいか迷いますが)。


そして、あと一つの丸は、
白地には、森さんを表す白が描けないから、
黒にしたのかなと思った。


という疑問を持ったのは、ほかの色彩感と比べ、
大きい丸の色味は濃く、
そして、圧倒的な存在感があるので、
この丸には何か意味があるのかなと思って、
数を数えてみた。


すると下に5つある。
上を見ると、星形に広がった真ん中にも1つ丸があり、
さらに東京タワーなどを表すモチーフも、
下の丸と同じ色たちがあることがわかった。


この丸はメダルの象徴的な部分であり、
かつ、勝手な推測でいけば、
5人いや6人で、この場を盛り上げるという
気持ちをこめた絵なのではないかと思えてきた。


ここまで強引な推測を書くと、
思い込みも激しすぎると思うが、
でも、6つの丸を見たとき、
SMAPって6人だよということと、
自分たちはパラリンピックを応援するよ、
というサイレントメッセージを、
香取さんが込めてくれたように思えてならない。


本当に、素敵な絵だ。
こういう素人解説をするのがナンセンスなくらい、
ぱっと見るだけで心が温かくなり、
心が躍るような、希望にあふれる絵だ。


でも、思い込みと思われようと、
ここに6人の愛があり、どっしりと構えていてくれて、
たくさんの選手や、
サポートするスタッフやご家族も含めて、
自分たちが見守っているよと伝えてくれているように
見えてくるのだ。


微力ながらも、その思いを受け止めて、
パラリンピックを盛り上げていこうと思った。


SMAPさんが香取さんの絵を前に撮影した写真も、
本当に美しい光景だった。


私があまり観たことがない、
中居さんが、心まで全開のように晴れやかな顔で
肩を思いっきり引っ張り上げて、脇を開いて、
手を大きく開いているのも、
木村さんも心持ち胸を張って足を開いて、
壁画の大きさに気持ちを合わせるかのように、
すくっと立っていたのもかっこいいと思った。


そして、絵のしたに描かれた丸のように、
ちいさくしゃがむ、
香取さんと稲垣さんと草なぎさんも、
見慣れない姿でほっこりと和まされ、
5人が並ぶ写真としては面白い構図に思えた。


香取さんの絵がくれる不思議な力は、
気持ちを優しくおだやかにしてくれて、
そして、重責であろう役割を担う5人の
会見を穏やかなものにしてくれた気がする。


あの丸に意味があるかないかなんて、
本当は重要ではないかもしれないけれど、
もし、香取さんが無意識に6つを大きく
描いているとしたら、それもまた素敵だと思う。


香取さんのことを全然チェックしていないため、
ファンのかたから見て勘違いとか、
ご不快なことがあったらすみません。
素敵な絵を私なりに表現してみたくて、
絵に不案内なのに今日は書いてみました。


シグナルとなるような、
気持ちをつなげる核となるような、
「i enjoy!」の絵、
本当に素敵だと思う。


ポストカードでもリトグラフでもいいし、
もっと普及させる役割があってもいいのに、
一般公開はされないようで少し残念だ。


あるいは、この第二作目として、
障碍のあるかたたちとの共作なども、
ぜひやってみてほしいと思う。


SMAPさんにはこれから、
できる範囲で全力でサポートをしていただきたいし、
自分も、できる範囲で歩みを止めないよう活動したい。
ほんの少しだけど、自分がやってきたことと、
シンクロする方向にSMAPさんがいてくれて、
とても励みになる。


では、また。



追記:
丸の色について補足すると、
上記では思いっきりSMAPさんを投影した書き方をしたが、
香取さんの意図は、
オリンピックシンボルと言われている5色、
五大陸を表す、赤、青、黄、緑、黒を、
忠実に描いたのかもしれません。


ちなみに、パラリンピックのシンボルカラーは、
1994年リレハンメルパラリンピックから、
人間の最も大切な3要素の、
『心(スピリット)・肉体(ボディ)・魂(マインド)』
を表す赤・青・緑の三色となったようだ。


オリンピックは、国際オリンピック委員会IOC)が、
パラリンピックは、国際パラリンピック委員会(IPC)主催と、
主催団体が異なる。
そのため、正確には、
パラリンピックテーマカラーのベースとなる、
三色をもとに絵を描いたのかもしれない。


という情報をもとに上記記事を書いていたが、
私が少し、願いをこめて書いたことで、
誤解がありませんように。
あくまで私が最初に絵を見たときの一つの感想として、
受け止めてくださればと思います。


色に込められた本当の意味は、
香取さんご本人の心の中にしかないと思う。
そこから想像力をふくらませて、
書いたことをご了承ください。