愛を語れる人

こんにちは、検索迷子です。


映画監督の大島渚さんの訃報を知り、
つい最近、自分がここで紹介した本の訳者だったと思い出した。
そのため、映画という視点ではなく、
人の心がわかる、言葉に敏感な人を一人亡くしたのだという想いがした。


大島さんが翻訳をした世界的なベストセラー、
ベスト・パートナーになるために
は、数多くの女性、数多くの男性、
人間関係に悩む人たちの指南書として読み継がれてきただろう。


そして、こうした男女の思考回路の違いを、
誤解や先入観なしに翻訳できたのは、
当時、大島監督だからこそできたことなのだろうと思う。


偉大な功績のなかに、
こうした偶然の書籍の翻訳があり、
その本から少なからず影響を受けた一人として、
ご冥福をお祈りしたい。


この本は誰が訳しても同じとは思えなかった。
だからこそ、大島監督にオファーがいったのだと今更ながら思う。


では、また。