こんにちは、検索迷子です。
先日、
『続・一編の詩があなたを強く抱きしめる時がある』、
水内喜久雄(みずうちきくお)さん編著、PHP研究所刊を紹介したが、
そのなかには、ビートたけしさんの「友達」が紹介されている。
- 作者: 水内喜久雄
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2011/07/26
- メディア: 単行本
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友達
ビートたけし
困った時、助けてくれたり
自分の事のように心配して
相談に乗ってくれる
そんな友人が欲しい
馬鹿野郎、
友達が欲しかったら、
相談に乗り
心配してやる事だ
そして相手に何も期待しない事
これが友達を作る秘訣だ
この詩は、もともと、
『ビートたけし詩集 僕は馬鹿になった。』祥伝社刊として、
13年前に刊行されたものに収録されている。
- 作者: ビートたけし
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本
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- 作者: ビートたけし
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2013/03/22
- メディア: Kindle版
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発売当初、この詩集を読んでいた。
が、この一編がこれほど心に残っていたわけではなかった。
折にふれ、この詩を引用した箇所を見かけるようになり、
そして、水内さんの編む詩集のなかに入っていたのを見て、
詩として心をつかむ、言葉の強さを感じた。
そして、この詩が利己的に生きることをいましめ、
利他的に生きることの心がけを伝えてくれているのを、
実感してしまう自分であったのかとも思った。
人を思いやり、人に傷つけられ、
でも人を愛する気持ちを持つ人にしか、
こんな深い言葉は書けないように思った。
人にしてあげていないことは、
人から返されるわけがない。
そんなシンプルなことをつい忘れてしまっている。
人にしてほしいと思うことを
人にしてあげる、
ただ、それだけなんだ。
それが一番大事なんだとわかる。
水内さんの著書を紹介した記事
水内さんの編む詩集が好きで、
過去に数回エントリーを書いています。
『続・一編の詩があなたを強く抱きしめる時がある』からは、
次のものを紹介しています。
詩集で見る福山雅治「道標」石津ちひろ「ありふれたあさ」
その前編である『一編の詩があなたを強く抱きしめる時がある』から2編、
紹介したものもあります。
- 作者: 水内喜久雄
- 出版社/メーカー: PHPエディターズグループ
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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先日は、岸田衿子(きしだえりこ)さんの詩、
「迷(ま)い子の道」を紹介しました。
岸田衿子著、水内喜久雄選、理論社刊『岸田衿子詩集 たいせつな一日』より。
- 作者: 岸田衿子,水内喜久雄,古矢一穂
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: 単行本
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今年の年初に2つ紹介しています。
工藤直子さんの「夕焼け
また、水内さんの編んだほかの著書も紹介しています。
石垣りんの詩を編んだ「宇宙の片隅で」を紹介しました。
良ければ、そちらもあわせてお読みください。
では、また。